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ドミニオンは、全世界でプレイされている非常に人気で面白いボードゲームです。
その人気を表すように、たくさんの拡張版が出ていることでお馴染みです。たくさんありすぎて、ドミニオンを始めたばかりの人は迷ってしまいますよね。
実際のところ、ドミニオンの拡張は、特徴的なものが多いので、きちんと選ばないと、思っていた楽しさが得られず後悔することがあります。
そこで、今回は、基本(初代ドミニオン)からルネサンス、最新の拡張「同盟」まで、全ての拡張版をレビューしました。
是非、それぞれの拡張版の特徴を理解して、自分にあった拡張を見つけてドミニオンライフを満喫してくださいね!
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15番目の拡張「略奪」が販売されました。近日中に本記事に追記予定!

 

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16番目の拡張「Rising Sun」が発表されました。近日中に本記事に追記予定!

 

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ドミニオン 全拡張セットレビュー

※本ページで掲載している画像の著作権は、Donald X. Vaccarino氏、及びRio Grande Games社に帰属します。

ドミニオン(基本セット)

    拡張のテーマ、ポイント

    ・開発チームによるテストプレイと調整により、非常に完成度の高い基本セットとなっている。

    ・ドミニオンのゲームシステムを特徴づけるカードが多数収録されている。

    ・後に発売された拡張版は、基本的に基本セットにプラスして遊ぶことが前提となっているため、まずは間違いなく基本セットから始めるべき

    ・基本セットを何度も遊んで、カードを覚えるまでは、他の拡張には手を出さないほうが良い。

     

    代表的なカード

    村 ドミニオン村:全てのコンボはここからはじまる。村があるかないかで戦術が決まるキーカード。
    ドミニオン アクション 鍛冶屋鍛冶屋:村と組み合わせることで、最も基本かつ強力な村鍛冶コンボができる。
    魔女 ドミニオン魔女:呪いをばらまく元祖アタックカード。ドロー効果もあり、シンプルに強い。

    まとめ

    必要性
    必須
    プレイ時間
    サクサク進む
    戦略性
    基本セットのみだと、戦略は限定的
    初心者おすすめ度
    とてもオススメ、というより必須。
    中上級者おすすめ度
    同じく必須。

    基本セットのまとめ

    ・基本セット(初代ドミニオン)は絶対に外せない。必ず基本セットから始めよう。

    ドミニオン:陰謀

    拡張のテーマ、ポイント

    ・ドミニオン初の拡張で、強力なアクションカードを多く含む。

    ・基本セットでは、ステロイドと呼ばれる、お金メインのプレイが強いと言われていたため、アクションを強化し、戦術の幅を広げるような拡張となっている。

    ・「拷問人」、「寵臣」、「詐欺師」といった協力なアタックカードを収録。

    ・「ハーレム」、「貴族」といった、デッキの邪魔になっていた勝利点カードに効果が追加されたカードが登場。

     

    「陰謀」の新要素

    陰謀では、効果がついた勝利点カードが初登場。

    具体的には、大広間(初版のみ)、風車(第二版のみ)、ハーレム貴族の4種類。

    これらの勝利点カードにより、ゲーム序盤、中盤からも勝利点を稼ぐことができるようになり、戦略性が広がった。

    ハーレム ドミニオン貴族 ドミニオン

     

    代表的なカード

    拷問人 ドミニオン拷問人:全拡張の中でも最強レベルの効果を持つアタックカード。反則レベルで強い。
    陰謀 寵臣寵臣:集めれば集めるだけ効果が高まる強カード。取り合いになること必至。
    陰謀 詐欺師詐欺師:相手のデッキの破壊する強カード。おまけに2金がついてくるため、使いやすいのがさらに悪質。

    まとめ

    必要性
    コンボ要因も多く、あっても困らない
    プレイ時間
    わりとサクサク
    戦略性
    アクションカードが豊富で戦略性は豊か
    初心者おすすめ度
    攻撃要素が多いため、人を選ぶ。好きな人は好き。
    中上級者おすすめ度
    アクションカードが豊富で、まあまあおすすめできる。

     

    陰謀のまとめ

    ・強力で攻撃的なアクションが入っており、人を選ぶ。好戦的な人には割とオススメな拡張。

    ドミニオン:海辺

    拡張のテーマ、ポイント

    2ターンに渡って効果が継続する「持続」というシステムが追加。

    ・そのターンだけでなく、次のターンのことも考慮し、トータルでの戦略を立てるようになるような拡張。

    ・船着き場、幽霊船など強力なカードが多数あり、初心者から上級者までが使いやすい

     

    「海辺」の新要素

    海辺では、2ターンに渡って効果が継続する「持続」が初登場。

    持続の効果を持つカードは、オレンジ色の枠で区分されている。

    海辺 漁村 海辺 商船

    使用したターンは、クリーンアップ時も捨て札にはならず、次のターンまで場に残り続ける。

    次のターンが終了した際に、他のカードと一緒に捨て札となるため、発動後、忘れないように注意しよう。

     

    代表的なカード

    船着き場 ドミニオン船着き場:現在のターンと次のターンでドローと購入が増える強カード。次のターン、アクションを使用しなくてもドローできるのはかなり強力。
    策士 ドミニオン策士:このターンを捨て、次のターンに戦力を瞬間的に増大させるカード。金量を集中させ、一気にゲームを動かしたい。
    幽霊船 ドミニオン幽霊船:捨てるのではなく、山札に戻すのがいやらしいカード。相手はデッキの回転が遅くなる。使われるとかなり厄介なカード。

     

    まとめ

    必要性
    コンボ要因も多く、あっても困らない
    プレイ時間
    わりとサクサク
    戦略性
    アクションカードが豊富で戦略性は豊か
    初心者おすすめ度
    わかりやすいシステムなため、おすすめできる
    中上級者おすすめ度
    使いやすいが、慣れてくるとやや刺激が少ない!?

     

    海辺のまとめ

    ・シンプルでわかりやすい効果や強力なカードが多く、初心者にオススメな拡張です。

    ドミニオン:錬金術

    拡張のテーマ、ポイント

    「ポーション」という財宝カードが追加。従来の財宝カードと合わせて使用する。

    ・ポーションで購入できるアクションカードは、購入が難しいが、効果は強力。

    ハーフサイズのミニ拡張。新たに追加されたカードは13種類。同じくハーフサイズの拡張セット「収穫祭」とセットになったデュアルセットで売られている。

    ・他の拡張を併用すると、ポーションが買いにくくなり、収録カードが弱体化するため、錬金術を使用する場合は、収録カードを多めに入れるのが良い。

     

    「錬金術」の新要素

    錬金術では、「ポーション」という財宝カードが登場。

    4コストのため、初手でポーションを買うか買わないかの決断は重要。

    錬金術の収録カードは、12枚中10枚でポーションが購入コストに含まれている

    ポーション ドミニオン

     

    代表的なカード

    大学 ドミニオン大学:5コスト以下のアクションカードを獲得できるだけでなく、+2アクションにより、他のアクションと併用できる点が非常に強力。
    支配 ドミニオン支配:6金+ポーションという非常に高価なカードだが、効果はドミニオン界最凶レベル。
    錬金術 ブドウ園ブドウ園:ポーションで買える勝利点。アクションカードの枚数次第では属州を超えるポテンシャルを持つ。

    まとめ

    必要性
    錬金術が必要な場面は少ない。また、他の拡張と合わせたりすると、ポーションが買いにくくなり、収録カードが弱体化する。
    プレイ時間
    ポーションを買う必要があるため、プレイ時間は長くなる
    戦略性
    ポーションを買うか買わないかで戦略が分かれる。
    初心者おすすめ度
    多少慣れてから、がっつりプレイするのがオススメ。錬金術を使うなら、他の拡張は少なめで。
    中上級者おすすめ度
    ポーションの好き嫌いが分かれる。一度は遊ぶ価値あり。

     

    錬金術のまとめ

    ・「ポーション」を買った側 v.s. 買わない側の構図になりがち。収録カードの効果は強力なので、やって見る価値あり。

    ドミニオン:繁栄

    拡張のテーマ、ポイント

    ・富と繁栄をテーマにした拡張。「白金貨」と「植民地」が登場。

    「白金貨」と「植民地」は、非常に強力で、サプライにあるか否かで、戦略を変える必要がある。

    「勝利点トークン」という、勝利点カード以外の勝利点を稼ぐシステムが新たに追加。

    ・財宝カードが一気に9種類も追加。特徴的な効果を持つカードが多い。

    「繁栄」の新要素

    繁栄では、新たな財宝カード「白金貨」および勝利点カード「植民地」と、「勝利点トークン」というシステムが登場。

     

    白金貨・植民地

    白金貨は9コストで5金、植民地は11コストで10点。

    これまでの金貨で属州を買うゲーム性を一変させる要素が加わった。

    植民地は10点分もの価値があり、属州同様に、サプライの山がなくなった時点でゲーム終了となる。

    白金貨 ドミニオン植民地 ドミニオン

     

    「勝利点トークン」

    勝利点トークンは、勝利点カード以外の勝利点を稼ぐ事ができるシステム。

    勝利点カード異なり、デッキを圧迫しないため、便利な勝利点であり、うまく使いたい。

    繁栄 記念碑司教 ドミニオン

     

    代表的なカード

    繁栄 ならず者 ならず者:アタック効果のみならず、勝利点トークン獲得する効果が強力。+1購入を生かして、カードを一気に購入したい。
    繁栄 宮廷宮廷:玉座の間の3回バージョン。高コストだが、威力が凄まじく要チェックカード。
    銀行 ドミニオン銀行:場に出ている財宝カード分のお金を生むカード。一気に金量を増やせる。
    繁栄 望楼望楼:祝祭など手札を減らした後に使用すると協力。民兵などに対する防御としても非常に有効。

    まとめ

    必要性
    白金貨、植民地が入っている唯一の拡張であり、必要性は高い。
    プレイ時間
    白金貨、植民地を買う必要があるため、プレイ時間は長くなる。
    戦略性
    白金貨、植民地、各種財宝と新たなカードが増え、戦略が大幅に広がった。
    初心者おすすめ度
    白金貨、植民地は、ある程度ドミニオンに慣れてから味わったほうが良い。
    中上級者おすすめ度
    オススメ度No.1の絶対に遊びたい拡張。

     

    繁栄のまとめ

    ・ルールを変える新しいカードにより、戦略性が大幅に拡大。カードを使いこなす楽しさが倍増した拡張。初心者は、陰謀、海辺などで遊んでからやるのがベター。

    ドミニオン:収穫祭

    拡張のテーマ、ポイント

    ・テーマは「多様性」。「豊穣の角笛」や「移動動物園」など、ゲーム中に使用するカードを増やすと有利になる拡張

    ・カード自体の効果はシンプルだが、使いこなすためには、やや難易度が高く、中級者以上にオススメ

    ・「場上槍試合」という、非常に強力な褒章カードを得るためのカードが登場。

    ・ハーフサイズのミニ拡張。新たに追加されたカードは18種類。

    ・同じくハーフサイズの拡張セット「錬金術」とセットになったデュアルセットで売られている。

     

    「収穫祭」の新要素

    収穫祭では、「褒章カード」と新たなカードが登場。

    「馬上槍試合」で条件を満たすと獲得できるカードで、非常に強力な効果を持つ。

    褒章カードは5種類あり、すべて1枚ずつしかなく先着順。

    馬上槍試合 ドミニオン郎党 ドミニオン

     

    代表的なカード

    農場の角笛 ドミニオン 豊穣の角笛:場に出ている異なるカードの分だけ直接カードを獲得できるカード。生み出すのは0金だが、上手く使えば8金以上の価値にもなりうる。
    魔女娘:初手から買える魔女系カード。追加される災いカード次第ではあるが、不要カードならバンバン魔女娘を打ちたい。
    収穫祭 移動動物園移動動物園:手札のカードが重複していなければ3ドローできる強カード。捨て札にする系のカードと組み合わせて使いたい。

    まとめ

    必要性
    必要な場面は少ない
    プレイ時間
    多種多様なカードを集めるため、やや長くなる傾向
    戦略性
    異なるカードを使用すると有利になるため、戦略性はある
    初心者おすすめ度
    面白くないわけではないが、優先して選ぶ拡張ではない
    中上級者おすすめ度
    多様性を活かせるか、実力が問われる拡張。

     

    収穫祭のまとめ

    ・テーマやカードの効果自体はわかりやすいが、勝つための戦略を立てるのが難しい拡張。他の拡張も一緒に遊びたい。

    ドミニオン:異郷

    拡張のテーマ、ポイント

    最果ての地、まだ見ぬ世界の土地や人々がテーマで、「カードの獲得時効果」が新システム。カードを獲得したときに即時に効果が発動する。

    ・「財宝ーリアクション」、「勝利点ーリアクション」といった、これまでになかった組み合わせでリアクション効果を持つカードが追加。

    ・26種類の王国カードが追加となる。
    いい意味で、比較的新しい要素は少なく、プレイ感は従来通り。正統派で、初心者にオススメの拡張。

    「異郷」の新要素

    異郷では、カードを獲得したときに即時に効果が発動する「カードの獲得時効果」が新登場。

    効率よくカードを使えたり、デッキ構築ができるので、よく考えて購入したい。

    異郷 遊牧民の野営地異郷 国境の村

     

    代表的なカード

    愚者の黄金 ドミニオン愚者の黄金:集めれば集めるほど威力が発揮するカード。争奪戦に負けると、とたんに弱いカードとなるため注意。
    坑道 ドミニオン坑道:勝利点でありながら上手く使えば金貨を獲得できる面白いカード。倉庫や大使館と一緒に使いたい。
    厩舎 ドミニオン厩舎:財宝カードを捨て札にして、ドローするカード。+1アクションがついているおかげで高速でデッキを回せる。
    大使館 ドミニオン大使館:5枚という非常に強いドロー力を持つカード。ステロイド戦術が加速するカード。

    まとめ

    必要性
    特別必要ではない。
    プレイ時間
    そんなに長くならず、サクサク。
    戦略性
    基本セットと相性がよく、順当に戦略が広がる。
    初心者おすすめ度
    とても使いやすい拡張。おすすめできる。
    中上級者おすすめ度
    間違いないので、持っていなければ買っておきたい。

     

    異郷のまとめ

    ・ドミニオンの良さをそのままに残した正統派の拡張セット。とても使いやすく初心者にオススメ。

    ドミニオン:暗黒時代

    拡張のテーマ、ポイント

    ・テーマは「廃棄」。没落した領主が、これまでの土地を捨て、新たな場所で成功を目指すというストーリー。

    「避難所」や「廃墟」という呪いに近いデッキを圧迫するカードが追加。上手く処分することが鍵となる。

    ・カードの効果がやや複雑であり、慣れるまでは難しい。

    ・全体的に重く、暗い印象のカードが多い。

     

    「暗黒時代」の新要素

    暗黒時代では「避難所」という初期デッキの屋敷の代わりに使用する3種類のカードが追加。

    従来の銅貨7枚、屋敷3枚という初期デッキを一変させた。

    暗黒時代 避難所 共同墓地 暗黒時代 避難所 草茂る屋敷 暗黒時代 避難所 納屋

    また、「廃墟」という呪いに近いデッキを圧迫するカードも追加され、カードをうまく廃棄することが求められる。

     

    代表的なカード

    襲撃者 ドミニオン襲撃者:呪いと同様にアタックで配られるお邪魔カードを配る。廃墟はデッキを圧迫するため、素早く廃棄したい。
    救貧院 ドミニオン救貧院:ドミニオン初の1コストカード。使いこなせば効果は弱くない。
    騎士 ドミニオン騎士:10枚の騎士からなる特殊カード群。それぞれ異なる効果を持ち、効果の強弱も様々。

    まとめ

    必要性
    初期デッキの避難所は唯一の存在。
    プレイ時間
    廃墟や避難所の廃棄に時間がかかるほか、カードの効果が難しくなっており、時間がかかる。
    戦略性
    アタックカードが多く、上手く使いこなせるか、上手く対処できるかが問われる。
    初心者おすすめ度
    使いにくいカードが多く、場が重くなりがちで、あまりおすすめできない。
    中上級者おすすめ度
    慣れると面白みが増す拡張。

     

    暗黒時代のまとめ

    ・やや難しいカードが多く、プレイ時間も長くなり、初心者には向かない。実力の差が出やすい拡張。

    ドミニオン:ギルド

    拡張のテーマ、ポイント

    ・ギルド(同業者組合)に加わり、商売に励んでいくことがテーマとなっている。

    ・好きなタイミングで支払いに使える「コイントークン」というシステムが追加。

    「過払い」という、購入時に、カードのコストに加え、追加でコインを支払うことで、即時に効果を得られるカードも新たに追加。

    ・ハーフサイズの拡張で、13種類の王国カードが追加。

    原作者ドナルド・X・ヴァッカリーノ氏が当初から構想していた最後の拡張

     

    「ギルド」の新要素

    ギルドでは、「コイントークン」「過払い」というシステムが登場。

     

    コイントークン

    ギルド 商人ギルド

    コイントークンは、保存しておけて、好きなタイミングでコストの支払いに使えるシステム。

    ギルドでは、コイントークンを獲得できるカードが多数収録されており、ゲーム終盤の7金病が緩和されることになった。

     

    過払い

    ギルド 石工

    過払いは、カード購入時に、カードのコストに加え、追加でコインを支払うことで、即時に効果を得られる仕組み。

    手札に来る前に効果を発揮できるため、即効性がある。

     

     

    代表的なカード

    肉屋 ドミニオン肉屋:無条件でコイントークンを獲得できる強カード。別のカードへ変換できる能力も強力。
    パン屋 ドミニオンパン屋:このカードがサプライに有るとスタート時にコイントークンが配られる。初手5コストのカード購入という選択肢を考えたい。
    名品 ドミニオン名品:購入時に追加コストを支払うことで、銀貨を獲得できる。獲得してしまえば、銅貨。

     

    まとめ

    必要性
    必要というほどではない。
    プレイ時間
    コストが高くなり、多少プレイ時間が長くなる
    戦略性
    パン屋の有無で初手の戦略が変わる。コイントークンの使い所も戦術に幅をもたせている。
    初心者おすすめ度
    割と使いやすいため、おすすめ。
    中上級者おすすめ度
    コイントークンは是非知っておきたい。

     

    ギルドのまとめ

    ・使いやすい拡張。パン屋、肉屋と言った強力なキーカードを使いこなしたい。ハーフ拡張なので、他の拡張も混ぜても良い。

    ドミニオン:冒険

    拡張のテーマ、ポイント

    ・最後だと言われていたギルドから2年後に発売となった冒険。従来から大きく変化した拡張であり、新たなスタートを思い起こさせる。

    効果を予約できる「リザーブ」、カードが使用するごとに成長する「トラベラー」といった新たな効果を持つカードが追加。

    カードの効果そのものを購入し、デッキには組み込まない「イベント」というタイプのカードが登場。

    ・30種類の新たな王国カードの追加、イベントカードの登場と、新たな要素を多く含む拡張

     

    「冒険」の新要素

    冒険では、「リザーブ」「トラベラー」、「イベント」という3種類のカードが追加になった。

    リザーブ

    冒険 案内人

    まず、「リザーブ」は、効果を予約するカードで、黄色い枠で囲まれている。

    場に出した時は酒場マットに移動するだけで特に効果はないが、呼び出したときに効果が発動する。

    条件さえ満たせば、好きなタイミングで発動できるため、使い勝手が良い。

     

    トラベラー

    冒険 農民

    次に「トラベラー」は、使用するごとに進化していくアクションカード

    サプライに置かれるのは、一番最初の「農民」と「騎士見習い」のみで、以降のカードは、交換でのみ手に入る。

     

    イベント

    冒険 焚き火

    「イベント」という、カードの効果そのものを購入し、デッキには組み込まないという横向きのカードが登場。

    10種類の王国カードに加え、1~2種類のイベントカードが置かれる。

    通常のカードと同じ様に、購入フェイズで購入権を使用して買うことができるが、デッキには追加されず、即座にその効果が発動する。

     

     

    代表的なカード

    騎士見習い ドミニオン 騎士見習い:トラベラーカードの一つ。トレジャーハンター、ウォーリアー、ヒーローを経て最終的にはチャンピオンへの進化する。
    チャンピオン ドミニオンチャンピオン:永久持続でアクションを使い放題という無双カード。騎士見習いから育てて、チャンピオンにするまでには、最速11ターンを要するため、相手とのスピート勝負で勝機があるかを見極める必要がある。
    鼠取り ドミニオン鼠捕り:リザーブの効果を持つカードの一種。不要なカードを狙い撃ちで廃棄できるため便利なカード。
    移動遊園地 ドミニオン移動遊園地:イベントカードの一つ。購入枚数が増えるほか、購入したカードをすぐにデッキ上に乗せられる。

    まとめ

    必要性
    新しさはあるが、必要ではない。
    プレイ時間
    イベント、リザーブ、トラベラーなどのカードが加わり、プレイ時間が長くなる
    戦略性
    新たなシステムのカードによって従来から戦略が変わる。
    初心者おすすめ度
    ゲーム性がやや変化したため、おすすめできない
    中上級者おすすめ度
    新しいドミニオンを味わえるためオススメ。

     

    冒険のまとめ

    ・新たなシステムの登場により、ギルド以前のドミニオンからプレイ感が変化。ギルド以前のドミニオンを飽きるほど遊んだ経験者にオススメ。

    拡張のテーマ、ポイント

    ・帝国を作り上げた領主の、皇帝としての生活がテーマ。冒険に引き続き、大きくシステムを変える拡張。

    ・購入時にコインが足りなくてもよく、支払いを先延ばしできる「負債」というシステムが追加。

    勝利点に影響を与える「ランドマーク」の登場。

    プレイヤー全員で状態を共有する「集合」カードの追加。

    ・10枚の山のうち前半5枚と、後半5枚で内容が異なる「分割」カードの登場。

    ・1山の8枚全てが異なる内容のカードで構成される「城」という勝利点カードが追加。

     

    「帝国」の新要素

    帝国では、「負債」「ランドマーク」という2種類の追加要素と、「集合」、「分割」、「城」という3種類のカードが追加になった。

     

    負債

    帝国 負債 技術者

    負債は、コインが足りていなくても、支払いを先延ばしにして購入できるカード。

    ただし、負債を返済し切るまでは、購入ができなくなる

     

    ランドマーク

    帝国 ランドマーク 噴水

    勝利点に影響を与えるカード。

    ゲーム中、常に効果を発動しており、勝利点の計算は、ランドマークに基づいて行われる。

    イベントカード同様、王国カードとは別に1~2枚置く。

     

    集合
    帝国 集合 ワイルドハント

    サプライの山に勝利点トークンを置いたり、そこから勝利点トークンを獲得したりする効果を持ったカード。

    この状態は全プレイヤーで共有するため、他の人が乗せた勝利点トークンを横取りすることが可能。

     

    分割

    帝国 分割 パトリキ

    サプライの山札10枚のうち、前半5枚と後半5枚で内容が異なるカード。

    コストも効果も異なる。

    前半5枚が売り切れて初めて後半のカードを購入することができる。

     

    城 ドミニオン

    城は8枚の山札すべてが異なる勝利点カード。

    3コストから順番に上がっていき、ラストの8枚目は10コスト。

     

    代表的なカード

    大君主 ドミニオン大君主:負債8の高コストカード。負債のため、金量がなくても買えるが、返済し切るまでは、次に購入できない点に注意。
    帝国 庭師庭師:勝利点カードを獲得した際に、勝利点トークンがもらえる。キャントリップ効果を生かして、複数枚を重ね、一気に勝利点を増やしたい。
    水道橋 ドミニオン 水道橋:ランドマークの一種。ランドマークによる勝利点が勝負を左右するため重要。

    まとめ

    必要性
    新しさは大いにあるが、必要ではない。
    プレイ時間
    負債、城などの登場でプレイ時間は長くなった。
    戦略性
    カード効果やランドマークなどとの相互作用があり、戦略性は高い。
    初心者おすすめ度
    ゲーム性が変化し、複雑になったため、おすすめできない。
    中上級者おすすめ度
    冒険同様、新しいドミニオンを味わえる。

     

    帝国のまとめ

    ・冒険に引き続き、大きくシステムを変えた拡張。初心者には向かない。ギルド以前のドミニオンに飽きてから入れれば良い。

    ドミニオン:夜想曲

    拡張のテーマ、ポイント

    ・テーマは夜。「夜フェイズ」という新たなフェイズが追加され、「夜行」カードが登場した。

    ・夜行カードは、夜フェイズのみに使用可能だが、使用枚数に制限がないのが特徴。

    ・ランダムな幸運と不幸をもたらす、「祝福カード」、「呪詛カード」が登場。

     

    「夜想曲」の新要素

    夜想曲では、「夜行カード」という新たな種類のカードと、「祝福」、「呪詛」という幸運と不幸をもたらすカードが追加になった。

    夜行

    夜想曲 取り替え子

    夜行カードは、購入フェイズの後に追加された「夜行フェイズ」で、手札から発動できるカード

    アクションカードとは異なり、アクション権は不要で、1ターンに何枚でも使用可能。

    夜行カードは、黒の枠、背景で示されている。

     

    祝福・呪詛

    夜想曲 恵みの村 夜想曲 暗躍者

    祝福と呪詛は、ランダムに幸運や不運な効果を受けるカード

    祝福は幸運カード、呪詛は不幸カードによってもたらされる。

    祝福と呪詛はそれぞれ12種類ずつある。

     

    代表的なカード

    夜警 ドミニオン夜警:次のターンの手札をよくする事ができる。購入時手札に入るため、即効性があるのも良い。
    人狼 ドミニオン人狼:アクションフェイズでも、夜フェイズでも使用可能なカード。
    偶像 ドミニオン偶像:財宝とアタックを併せ持つカード。偶数集まると呪いをばらまける。

     

    まとめ

    必要性
    特別必要ではないが、あっても面白い
    プレイ時間
    夜フェイズが追加されたものの、もっさり感は少ない。
    戦略性
    夜、呪詛などで戦略が広がった。
    初心者おすすめ度
    「夜」は割としっくり来るため、特にハードルなく遊べる。
    中上級者おすすめ度
    祝福と呪詛は好みが分かれるところ。

     

    夜想曲のまとめ

    ・夜フェイズが追加されたが、すんなり理解できるルールのため、比較的使いやすい拡張。

    ドミニオン:ルネサンス(Renaissance)

     

    拡張のテーマ、ポイント

    ・テーマはルネサンス。2018年に海外で発売され、日本語版は、2020年2月に発売された。

    ・一度購入すると、そのゲーム内で永続的な効果をもたらす「プロジェクト」が追加。(イベントの永続版のイメージ)

    +1アクションの効果の村人トークンが登場。

    誰か1人のプレイヤーだけが所有できる「Artifact(アーティファクト、人が作った遺物の意)」というシステムが登場。強力な効果なため、プレイヤー同士で取り合うことになる。

     

    「ルネサンス」の新要素

    ルネサンスでは、「プロジェクト」、村人トークン、「アーティファクト」というシステムが追加になった。

    プロジェクト

    ルネサンス プロジェクト 星図

    プロジェクトは、一旦購入すると永続的に効果を発揮するシステム。
    イベントが一回限りの効果に対して、プロジェクトは、毎ターン発動することができる。
    村人トークン

    ルネサンス 劇団

    村人トークンは、使用すると+1アクションを生むことができるトークン

    コイントークンが金量を貯めておけるように、村人トークンによって、アクション権を保存できるようになった。

    アクション権の貯蓄は、手札事故が起きる可能性を大幅に下げるため、コンボデッキと非常に相性が良い。

     

    アーティファクト

    ルネサンス アーティファクト 旗 ルネサンス アーティファクト 鍵

    アーティファクトは特定のカードによって獲得でき、所有している間、効果を発揮し続けるシステム

    ただし、場に1枚しかなく、他プレイヤーが獲得すると所有権が移動する。

    代表的なカード

    ルネサンス 剣客剣客:強力なドロー効果に加え、コイントークンや金貨獲得の可能性も持つ。
    旗手 ドミニオン旗手:旗というArtifactを取れる。旗は、クリーンアップ時、手札を1枚追加できる強力な効果。
    縁日 ドミニオン縁日:プロジェクトの一つ。一度購入すると毎ターン購入が+1に。

     

    まとめ

    必要性
    必要というほどではない。
    プレイ時間
    村人トークンの存在などで、コンボ中心となるため、プレイ時間は延びる。
    戦略性
    コンボが作りやすくなり、戦略の幅が広がる。
    初心者おすすめ度
    ギルド以降のドミニオンでは最も初心者が使いやすい。
    中上級者おすすめ度
    村人トークンでコンボが加速する。

     

    ※2020年5月17日追記

    基本セットが入手しにくい今、「ルネサンス」+「基本カードセット」をベースにするのもおすすめ。

     

    ルネサンスのまとめ

    ・新しい要素を含むが、わかりやすいため、導入ハードルは低い。初心者におすすめの使いやすい拡張。

    ドミニオン:移動動物園(Menagerie)

    拡張のテーマ、ポイント

    ・テーマは動物。2019年に海外で発売され、日本語版は、2020年5月発売開始。

    ・王国カード30種類、イベント20種類、新要素「WAY」20種類と大幅にカードの種類が追加

    「WAY」は動物の生き方を意味する新要素で、アクションカードの替わりに、アクション権を用いて使用できる行動

    「追放」という要素が追加。廃棄に近いが、ゲームからは除外されず、デッキ枚数に計上される

    「移動動物園」の新要素

    移動動物園では、「習性」、「追放」というシステムが追加になった。

    習性(生き方)

    習性は、動物たちの生き方を意味した横向きのカードで、アクションカードの効果の代わりにこの効果を使用できる

    使用にはアクションカードとアクション権が必要。

    王国カードとは別に1~2枚ゲームで使用される。

    ※ドミニオンオンラインでは、2020年5月現在、生き方と表記されている

     

    追放

    移動動物園 追逐

    追放は、対象のカードを山札・捨て札・手札から除外するシステムであり、廃棄に似ている。

    廃棄との相違点として、①デッキ枚数に計上される、②同一のカードを獲得するとデッキの中に戻せるという特徴がある。

    この特徴から、勝利点カードの圧縮手段として非常に優れている。

     

    代表的なカード

    移動動物園の軍馬軍馬:研究所と同じ効果を持つ「馬」に、コスト削減の効果が追加となった強カード。+購入のカードとセットで使いたい。
    移動動物園 王国カード 魔女集会魔女集会:呪いを追放マットにばらまくカード。+アクションがついているため、ばらまくスピードが加速する。
    移動動物園のWAY ヤギの生き方ヤギの生き方:新要素「WAY」の一つ。それぞれの効果はシンプルだが、それ故に、使い所がかなり重要。WAYは20種類ある。
    移動動物園のイベント 植民植民:今回追加されたイベントの中で最もコストが高いが、効果もものすごく強力。すべて獲得なので、不要なカードも獲得してしまうため、注意が必要。

     

    まとめ

    必要性
    必要というほどではない。
    プレイ時間
    高コストカードが増えてコンボ中心になるため、ややプレイ時間は延びる。
    戦略性
    WAYの使い所が極めて重要で戦略性は増す。
    初心者おすすめ度
    新要素が増えて戦略が広がるが、初心者に向かないわけではない。適度な拡張。
    中上級者おすすめ度
    追放とWAYの使い方が問われる。庭園プレイなど、勝ち筋が広がる。

     

    移動動物園のまとめ

    ・新しい要素を含み戦略性が増す拡張。ただ、それぞれの要素はわかりやすく、初心者でも楽しめる。ルネサンスと並んで、適度な拡張。

     

     

    ドミニオン:同盟(Allies

    拡張のテーマ、ポイント

    ・拡張セット第14弾。テーマは隣国との友好的な同盟。2021年に海外で発売され、日本語版は、2022年5月発売開始。

    ・王国カード31種類、新要素「同盟」カード23種類が追加と大幅にカードの種類が追加

    「同盟」はゲームで1枚だけ使用する新たなランドスケープ。「好意」という新たなトークンを用いて、様々な効果を得ることができる。

    ・同盟とリンクする「連携」という新たなカードタイプや、「町民」「衝突」等の分割された山札も登場。

    「同盟」の新要素

    本拡張では、「同盟」というランドスケープが追加され、その効果を得るための「好意」トークンというシステムが追加になった。

    同盟

    建築家ギルド

    「同盟」は「連携」のカードタイプを持つ王国カードがある場合にゲームで1枚だけ使用する新要素。

    「好意」トークンを利用して、様々な効果に変えることができる。

    好意トークン

    下役

    好意トークンは、「連携」のカードタイプを持つカードの効果で得ることができる。

    また、同盟カードを用いるゲームでは、各プレイヤーが「好意」トークンを1つずつ持った状態でゲームが開始する。

    そのため、初手の戦略が広がることになる。

    高原の羊飼い

    また、同盟カードは、ゲーム中に効果を得るものの他に、得点計算に影響を与えるものもある。

    ゲームによって、好意トークンの位置づけが変化するのもこの拡張の特徴である。

    代表的なカード

    道化棒
    道化棒:
    好意トークンを得ることができる財宝カード。2コストと安価でありながら、得られる効果が選択できるため、無駄になりにくいカード。

    侯爵:
    手札を一気に増やすことができる強力なドローカード。捨て札にするデメリットはあるが、欲しいカードを山札から掘り起こす役割を果たす。

    長老

    長老:
    分割された山札「町民」の最上位カード。複数の効果から選択するアクションカードが場にあるかどうか、どのような効果か、によって重要性が大きく変動する。

    要塞:
    分割された山札「城砦」最上位のアクション効果付き勝利点カード。陰謀で登場した「ハーレム」や「貴族」と似ているように見えるが、要塞は別途アクション権が必要な点には注意。

    まとめ

    必要性
    必要というほどではない。
    プレイ時間
    ややプレイ時間は延びる傾向だが、意外と早い展開もある。
    戦略性
    同盟カードや複数のカードタイプが加わり、戦略性が増す。
    初心者おすすめ度
    新要素が増えて戦略が広がるが、初心者に向かないわけではない。適度な拡張。他の拡張とは混ぜずに遊ぶほうが良いかも。
    中上級者おすすめ度
    戦略が広がるため、過去の拡張をある程度遊んだ中級者におすすめ。

    同盟のまとめ

    ・新要素を含むが、それほど複雑でなく、初心者でも中級者でも楽しめる拡張。

     

    ドミニオン:略奪(Plunder

     

    拡張のテーマ、ポイント

    ・拡張セット第15弾。詳細は近日中に追記予定!

     

    ドミニオン:Rising Sun(仮称)

     

    拡張のテーマ、ポイント

    ・拡張セット第16弾。英語版は2024年9月頃リリース予定。ドミニオンオンラインやアプリ版で先行して実装中。

    ・テーマは日本の模様!?

    ・詳細は近日中に追記予定!

     

    基本カードセット

    拡張のテーマ、ポイント

    ・財宝カード5種(銅貨、銀貨、金貨、白金貨、ポーション)、勝利点カード4種(屋敷、公領、属州、植民地)、呪いが入っている。

    ・拡張版と組み合わせると基本セット(初代ドミニオン)がなくても遊べる。(が、オススメはしない。)

    まとめ

    必要性
    基本セットがあれば不要
    プレイ時間
    省略
    戦略性
    省略
    初心者おすすめ度
    これを買うくらいなら、基本セット(初代ドミニオン)を買うべき
    中上級者おすすめ度
    基本的には不要。5~6人でやるならあってもいい。

     

    ※2020年5月17日追記

    基本セットが入手しにくい今、「ルネサンス」+「基本カードセット」をベースにするのもおすすめ。

    基本カードセットのまとめ

    ・どの拡張とも合わせて遊べるが、基本セット(初代ドミニオン)があれば不要。基本的には買う必要はない。
    ドミニオンではこのようなカードトレイがあると便利です。
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    おすすめの拡張セットランキング

    初心者へのおすすめランキング

    ドミニオン:異郷
    ドミニオンの良さをそのままに残した正統派の拡張セット!
    • プレイ感に大きな変化がなく、ドミニオンの面白さが広がる拡張。とても使いやすく初心者にオススメ。
    • 「カードの獲得時効果」が新システム。カードを獲得したときに即時に効果が発動する。
    • 「財宝ーリアクション」、「勝利点ーリアクション」といった、これまでになかった組み合わせでリアクション効果を持つカードが追加。
    • 26種類の王国カードが追加となる。
    ドミニオン:海辺
    シンプルでわかりやすい効果や強力なカードが多く、初心者にオススメな拡張!
    • 2ターンに渡って効果が継続する「持続」というシステムが追加。
    • そのターンだけでなく、次のターンのことも考慮し、トータルでの戦略を立てるようになるような拡張。
    • 追加されるカードにも強力なものがあり、初心者から上級者まで使いやすい拡張。
    • 26種類の王国カードが追加。
    ドミニオン:夜想曲
    わかりやすい新システム「夜フェイズ」で戦略の幅が広がり、使いやすい拡張!
    • テーマは夜。「夜フェイズ」という新たなフェイズが追加され、「夜行」カードが登場。
    • 夜行カードは、夜フェイズのみに使用可能だが、使用枚数に制限がないのが特徴。
    • ランダムな幸運と不幸をもたらす、「幸福カード」、「呪詛カード」が登場。
    • 33種類の王国カードが追加。

    中上級者へのおすすめランキング

    ドミニオン:繁栄
    白金貨と植民地で戦略性が大幅に拡大。慣れたら真っ先に買うべき拡張!
    • 富と繁栄をテーマにした拡張。「白金貨」と「植民地」が登場。
    • 「白金貨」と「植民地」は、非常に強力で、サプライにあるか否かで、戦略を変える必要がある。
    • 「勝利点トークン」という、勝利点カード以外の勝利点を稼ぐシステム手段が新たに追加。
    • 財宝カードが一気に9種類も追加。特徴的な効果を持つカードが多い。
    ドミニオン:冒険
    従来のドミニオンから大きく変化。新しいドミニオンへの幕開けとなった拡張。
    • 最後だと言われていたギルドから2年後に発売となった冒険。新たなスタートを思い起こさせる。
    • 効果を予約できる「リザーブ」、カードが使用するごとに成長する「トラベラー」という新たな効果を持つカードが追加。
    • カードの効果そのものを購入し、デッキには組み込まない「イベント」というタイプのカードが登場。
    • 30種類の新たな王国カードの追加、イベントカードの登場と、新たな要素を多く含む拡張。
    ドミニオン:帝国
    新しいドミニオンが更に進化。新要素がいっぱいの拡張!
    • 帝国を作り上げた領主の、皇帝としての生活がテーマ。冒険に引き続き、大きくシステムを変える拡張。
    • 購入時にコインが足りなくてもよく、支払いを先延ばしできる「負債」というシステムが追加。
    • 勝利点に影響を与える「ランドマーク」の登場。
    • プレイヤー全員で状態を共有する「集合」カードの追加。
    • 10枚の山のうち前半5枚と、後半5枚で内容が異なる「分割」カードの登場。
    • 1山の8枚全てが異なる内容のカードで構成される「城」という勝利点カードが追加。
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    まとめ 拡張セットを導入してドミニオンの世界に浸ろう

    今回は、基本セット(初代ドミニオン)から最新の拡張ルネサンス(Renaissance)まで、全拡張のレビューをしました。
    ドミニオンは非常に奥深いゲームであり、やればやるほどその魅力に惹かれます。
    是非、少しずついろんな拡張で遊んでみてくださいね。

    もっと知りたい!

    ドミニオンマニアによるドミニオンマニアのための一冊。ドミニオンの世界チャンピオンたちが、カードを1枚ずつ評価している非常にマニアックな書籍です。

    自分が如何に狭い知見で戦っていたのかを痛感することになった一冊です。ドミニオンが大好きな人は是非。

     

    ドミニオン初心者に向けて、中級者を目指す上で知っておきたい基本知識をまとめました。

    関連記事【ドミニオン攻略法】知らなきゃ負ける!初心者が最速で中級者を目指すための基本知識

    ドミニオンを快適にプレイするために

    ドミニオンを購入したら、傷ついたり、劣化したりしないように、スリーブに入れましょう!
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    ドミニオンのスリーブなら、ほぼホビーベースのハード一択です。
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