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現代ボードゲームの基礎を築いた2人の伝説的なボードゲームデザイナーを知っていますか?
シド・サクソン氏アレックス・ランドルフ氏です。
サクソン氏、ランドルフ氏は、ともに1920年代にアメリカで生まれました。
現代ボードゲームブームの始まりは1980年頃のドイツですが、ブームが起こる20年以上も前から、様々なボードゲームをデザインし、ブームの礎を築きました。
ボードゲームといえば、ボードゲーム界のレジェンド「3K」をはじめ、ドイツのイメージが強いと思います。
参考
(3K・・・ヴォルフガング・クラマー氏、クラウス・トイバー氏、ライナー・クニツィア氏)
でも、実は、その背景には、シド・サクソン氏、アレックス・ランドルフ氏の偉大な功績があります。
両氏は、ボードゲームを語る上で欠かすことができない存在です。
今回は、シド・サクソン氏とアレックス・ランドルフ氏に関して、彼らがデザインしたボードゲームとともに紹介します。

 

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シド・サクソン (Sid Sackson)

現代ボードゲームデザインの父

 

シド・サクソン

シド・サクソン氏

―Sid Sackson(http://gioco.sytes.net/sackson.htm)より

 

シド・サクソン氏は、アメリカ生まれのボードゲームデザイナー、ボードゲームコレクターであり、現代ボードゲームの発展に大きく貢献した人物です。

サクソン氏は、1920年にアメリカ シカゴで生まれました。

代表作には、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した「フォーカス」、四大古典とも言われる「アクワイア」「キャントストップ」「アイム・ザ・ボス」などがあります。

 

また名デザイナーである一方で、ボードゲームコレクターとしての一面もあります。

著書「シド・サクソンのゲーム大全」や、月刊コラムの執筆などを精力的に行なっていました。

 

参考

 

2002年に亡くなるまでの間、ボードゲームを集め続け、コレクションは18000タイトルにものぼったといいます。

では、シド・サクソン氏の代表作を見ていきましょう。

 

アクワイア (Acquire)

 

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シド・サクソン氏のデザインしたゲームの中で、最も有名かつ影響力の大きいのが、1962年に販売された、この「アクワイア」です。
アクワイアは、企業合併をテーマにしたボードゲームで、株の売買によってお金を稼ぎます。
現代ドイツゲームの要素を持つ最初のゲームとも言われており、プレイ感は、最近のボードゲームと全く変わりません。
約60年ほども前に作られたゲームとは思えないほどの完成度で、まぎれもない不朽の名作です。

 

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「アクワイア」は、四大古典ボードゲームの1つであり、現代ボードゲームブームが始まった1980年代以前から一般に遊ばれている作品です。
(他の3つは、モノポリー、リスク、ディプロマシー)
参考までに、ボードゲーム界で最も権威のある賞である「ドイツ年間ゲーム大賞」が始まったのが1979年で、名作スコットランドヤードの販売が1983年です。
この事実を考慮するとアクワイアが、どれだけ早い段階で、作られていたかが分かると思います。

 

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ちなみに「アクワイア」は、獲得するという意味。企業の買収や株の獲得を指しているのでしょう。
是非プレイして、完成度の高さを体感してみてください。

 

原題:Acquire 作者:Sid Sackson 発売年:1962年
時間:90分 年齢:12歳~

 

フォーカス (Focus)

 

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「フォーカス」は、サクソン氏が1963年にデザインしたボードゲームです。
1980年にドイツで販売されると、翌年1981年にドイツ年間ゲーム大賞に輝きました。

 

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この「フォーカス」の最大の特徴は、全てが公開情報であるアブストラクトゲームでありながら、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞しているという点にあります。
ドイツ年間ゲーム大賞は、適度に運要素を含むタイトルが受賞することが多く、実力勝負になりがちのアブストラクトゲームが受賞するケースは極めてまれです。
にもかかわらず「フォーカス」が受賞しているのは、ゲームの親しみやすく、一般に人気のあるゲームであったことやゲームの完成度が高いといったことが高く評価されたためと思われます。
ボードゲーム界の発展に大きく貢献したサクソン氏への敬意もあったのかも知れませんね。
ちなみにゲームとしては、自分の色のキャップで相手のキャップをスタックしていき、全て自分の色にしたら勝ちという分かりやすいものです。
是非挑戦あれ。
原題:Focus 作者:Sid Sackson 発売年:1963年
時間:30~60分 年齢:10歳~

 

キャント・ストップ (Can't Stop)

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「キャント・ストップ」は、サクソン氏が1980年にデザインしたサイコロゲームです。

キャント・ストップは言わずと知れた有名ゲームであり、発売後、長い間遊ばれ続けています。

 

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サイコロを4つ振り、2つずつのペアに分け、2~12の数字の列で駒を進めます。

成功している間は、続けてサイコロを降ることができますが、狙った数字が出なかった場合は、そのターンに進んだ分は無効になってしまいます。

サイコロを振りたくなる誘惑を止められない! まさにキャント・ストップなゲームです。

 

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これまでに何度もデザインが改良されてきました。

2016年には新たなパッケージで日本語版が発売されています。

また、国によってもいろいろなデザインのものが販売されており、可愛らしい見た目が目を引きます。

 

原題:Can't Stop 作者:Sid Sackson 発売年:1980年
時間:30分 年齢:9歳~

 

 

アイム・ザ・ボス (I'm the Boss!)

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アイム・ザ・ボスは、各プレイヤーが、商談によってお金を稼ぐゲーム。

各プレイヤーは、他人の商談を邪魔したり、横取りしようと目論みます。

 

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ビジネス要素たっぷりの戦略ゲームかと思いきや、交渉メインのパーティゲーム。

気の知れた仲間とワイワイするのがおすすめです。

 

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シド・サクソン氏のゲームデザインの幅を知れる作品です。

 

原題:I'm the Boss! 作者:Sid Sackson 発売年:1994年
時間:60分 年齢:12歳~

 

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ニューゲームズオーダー(New Games Order)
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アレックス・ランドルフ (Alex Randolph)

世代を超えて愛される伝説的なゲームデザイナー

アレックス・ランドルフ

アレックス・ランドルフ氏(写真右)

なお、写真左は、ドイツのAI研究者クリストフ・エンドレス。

―wikipediaより

 

アレックス・ランドルフ氏は、1922年にアメリカ・アリゾナ州に生まれました。

前述のシド・サクソン氏と並んで、現代ボードゲームの基礎を築き、ボードゲーム界の発展に大きく貢献した偉大な人物です。

代表作は、「ハゲタカのえじき」、「ザーガランド」、「ツイクスト」、「ガイスター」、「ベニスコネクション」、「チャオチャオ」、「ドメモ」など。

非常に多くの有名ゲームを手掛けた伝説的なデザイナーです。

 

 

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ランドルフ氏は、1961年から日本に移住していました。そして、日本でプロのデザイナーとなったのです。

日本では、将棋に興味を持ち、有段者になるほどの実力者です。

 

ランドルフ氏は、現代のボードゲームデザイナーのレジェンドと呼ばれる3Kにも多大な影響を与えました。

3Kの一角、クラウス・トイバー氏は、ランドルフ氏がデザインするゲームが素晴らしいのはもちろん、他のボードゲーム作家のための道を切り開いたとして、「ゲーム世界での最上位の存在」と述べています。(参考:https://www.d3p.co.jp/EGC/what

では、そんなランドルフ氏がデザインした名作ゲームの数々を紹介していきましょう。

 

ガイスター (Geister)

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ガイスターは、1982年にデザインされた2人用のボードゲームです。

6×6のマスの盤面上で、各8体ずつのおばけを操ります。

8体の内訳は、いいおばけ4体、悪いおばけ4体ですが、相手は見ることができません。

 

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相手の良いおばけを4体とも取るか、悪いおばけを4体とも取らせたら勝利です。

悪いおばけを捕まえてほしいという思惑をベースに、各プレイヤーは心理戦を繰り広げます。

 

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ランドルフ氏は日本に住んでいた際に、将棋の有段者になりました。

ガイスターは、少なからず将棋からヒントを得ていると思われます。

原題:Geister 作者:Alex Randolph 発売年:1982年
時間:15分 年齢:10歳~

ベニスコネクション (Venice Connection)

 

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ヴェニスコネクションは、1988年にデザインされたゲームです。

各プレイヤーは、水の都ヴェネチア(ベニス)を舞台に、水路の完成を目指します。

 

最後の1枚を置いて、水路の環を完成させた方が勝ち。完成しないと予想してもOK。

相手にどこに置かせるかを考えるため、詰将棋のような要素を持っています。

 

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風情あるタイルのデザインが美しいこの作品は、ドイツ年間ゲーム大賞美術賞を受賞しています。

 

ちなみに、アレックス・ランドルフ氏は1968年からイタリアのヴェネチアに移住しています。

人生の最期を迎えたのもこのヴェネチア。

ランドルフ氏の思い出の地ヴェネチアが思い起こされるゲームです。

 

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原題:Venice Connection 作者:Alex Randolph 発売年:1988年
時間:5分 年齢:8歳~

 

 

 

ハゲタカのえじき (Hol's der Geier)

 

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ハゲタカのえじきは、バッティングのエッセンスが凝縮されたボードゲームです。

1~15の書かれたカードを一斉に出し、最も高い数字を他のプレイヤーと被らないように単独で出すことを目指します。

 

人と被らないようにする事が、こんなにも難しいなんて思ったことがあったでしょうか?

 

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日本版は随分とデフォルメされたハゲタカが特徴。

 

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アナログゲームやってこー‼️さん(@tenshun4791)がシェアした投稿 -

パッケージで子供だましと決めつけることなかれ。中身は洗練された紛れもない名作です。

原題:Hol's der Geier 作者:Alex Randolph 発売年:1988年
時間:20分 年齢:8歳~

 

 

ウミガメの島 (Mahe)

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Kato_Y (ボードゲームとか)さん(@kyoro888c)がシェアした投稿 -

ウミガメの島は、サイコロを振って、自分のカメを進め島を回るすごろくゲームです。

島を一周する毎にたまごがもらえ、たまごの数で競います。

 

このゲームの特徴は、サイコロを2個、3個振れる事。ただし、合計値が8以上になるとスタートに戻されてしまいます。

 

また、他のウミガメの背中に乗る事ができ、自分だけがたまごを獲得できます。

背中に乗せられるコンポーネントが可愛らしい。

 

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ちなみに、ウミガメの背中は、冷たい料理の熱い戦い(Die heisse Schlacht am kalten Buffet)というゲームのリメイク。

名を変え、デザインを変え、遊び続けられる名作ゲームです。

 

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Yamaga Takuyaさん(@yamaga_takuya)がシェアした投稿 -

 

原題:Mahe 作者:Alex Randolph 発売年:1974年
時間:30分 年齢:7歳~

ザーガランド (Sagaland)

 

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Michael Palmさん(@seetroll)がシェアした投稿 -

「ザーガランド」は、1982年に発売されたファミリーゲームの王道的なすごろくゲームです。

ランドルフ氏は、このザーガランドで、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞しました。

ランドルフ氏がドイツ年間ゲーム大賞で「大賞」を受賞した唯一の作品です。(特別賞とキッズ部門での受賞は他にもあります)

 

 

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各プレイヤーはお城を目指しますが、途中、特定のマスに止まると、落ちているお宝を確認することができます。

お城についた後、課題カードの示すお宝の位置を当てることができたら、それを獲得できます。

 

 

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Chrisさん(@smalltownboardgamer)がシェアした投稿 -

サイコロを2つ使い、目を選択できる点や、記憶力や推理力が必要な点など、面白い要素が盛り込まれた名作すごろくゲームです。
原題:Sagaland 作者:Alex Randolph 発売年:1982年
時間:30~60分 年齢:8歳~
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アメリカ生まれの二大巨塔デザイナーのゲームで遊んでみよう!

今回は、アメリカ生まれの二大巨塔デザイナー、シド・サクソン氏とアレックス・ランドルフ氏を紹介しました。

現在のボードゲームがあるのは、ひとえにサクソン氏、ランドルフ氏の功績があったからと言っても過言ではありません。

 

そして、今回紹介したのは、サクソン氏、ランドルフ氏の作品のほんのごく一部です。

ぜひ、これを期に、偉大な伝説的デザイナーの作品を探して、プレイしてみて下さいね。

 

もっと知りたい!

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この記事は、BOARD GAME GUIDE 500 を参考に作成しています。

ボードゲーム専門店の店長であり、有名ゲームの日本語版制作も手掛ける田中誠氏がボードゲームを紹介。

約500ものボードゲームや、進化の歴史がわかり、ボードゲームの知識が一気に広がる一冊です。

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