・バトルラインは、1〜10の数字カードの組み合わせで役を作って戦う2人専用のゲームです。
・とても簡単なルールで、事前準備もなく、すぐに始められます。
・簡単なルールとは裏腹に、とても奥が深く、ボードゲームの醍醐味を十二分に味わえる名作です。
基本情報
ゲーム関連
- 人数:2
- プレイ時間:30分
- ルール難易度:簡単〜普通
- ゲームのジャンル:ブラフ、心理戦、戦術系
- 運要素:低
- ルールの難しさ:普通
作品情報
原題:Die Siedler von Catan
作者:ライナー・クニツィア
発売時期:2000年
参考価格:2,760円
受賞歴:なし
ゲーム概要
バトルラインは、1〜10の数字カードの組み合わせで役を作って戦うゲームです。
プレイヤーは、9箇所ある戦場のそれぞれで役を作り、9箇所の内、5箇所あるいは連続する3箇所を先に取ることを目指します。
両プレーヤーの間に9個のマーカーを置き、よく混ぜた手札を6枚ずつ持ってゲーム開始です。
手順ごとに1枚ずつマーカーの自分側にカードを配置します。
双方1個のマーカーに付き3枚の手札を並べ、強いほうがマーカーを獲得します。
片方が3枚を並べ終えたら、相手方が並べ終わっていなくても「相手が自分に絶対に勝てない」と証明する事によりマーカーを確保する事が出来、この証明がゲームの戦略性を高めています。
また通常のカードに加え、戦術カードという特殊カードがあり、役を無効にしたり、4枚で競う事を強要したり、これもゲーム戦略に彩を添えています。
集中的な知力を要求されるため「2人用の傑作ゲーム」と呼ばれています。
ゲームの流れ
1. 各プレイヤーの手番
プレイヤーの手番では、以下のことを行います。
- 9個あるフラッグのうち、どこか1つの前にカード1枚をセットする。
- 山札からカードを引く。
これを繰り返し、各フラッグの前に、最大3枚のカードを配置し、役を作っていきます。
役は全部で5種類!
バトルラインでは、5つの役があります。
上から順番に強い役になります。
- ウェッジ :3枚が同色で、連番。
- ファランクス :3枚が同数。色は問わない。
- バタリオン :3枚が同色。数字は問わない。
- スカーミッシャー:3枚が連番。色は問わない。
- ホスト :上記以外の組み合わせ。
同じ役の場合は、数字の合計値が大きいほうが強いというルールがあります。
すなわち、「同じ色で10,9,8」 が最強となります。
ウェッジはポーカーで言うところの、ストレートフラッシュでしょうか。
役は、ポーカーと似ているので、とっつきやすそうですね。
戦術カードを使いこなせ!
バトルラインには、数字カードに加え、戦術カードという、強力な効果を持つ特殊カードがあります。
かなり強力な効果を持っているので、使いこなしたいところです。
いくつか紹介します。
「アレキサンダー/ダリウス」
好きな色・数字の兵士カードとして使うことができる。
いわゆる、ワイルドカードです。どんな数にもなるので、確実に勝利したい場面で使用したいですね。
「霧」
霧が配置されたフラッグはカードの合計値での勝負となる。
決まりかけた勝負を覆す番狂わせカード。相手が、低い数のウェッジを作っている箇所で使いたいですね!
非常に強い戦術カードですが、相手の使った枚数+1枚までしか使うことができないという制限があります。ここぞというときに使いましょう。
2. ゲームの終了条件
どちらかのプレイヤーが、9つあるフラッグのうち、5つあるいは連続する3つを取ったら終了です。
そのプレイヤーが勝利となります。
おすすめポイント
簡単ですぐに始められるのに奥が深い!
バトルラインは、ルールがとても簡単でわかりやすいです。また、準備もすぐに終わるため、事前の説明はそこそこにすぐに始めることができます。
なのに、一旦始めると、とても奥が深く、ボードゲームの醍醐味を十二分に味わえる名作です。
どこで勝負をするかが鍵
全ての戦場で勝利するのは難しいですし、その必要はありません。
どこの戦場で勝ちたいのかを明確にし、そこに戦力を集中させましょう!
相手との駆け引きの中で、勝利を手にしましょう。
・バトルラインは、1〜10の数字カードの組み合わせで役を作って戦う2人専用のゲームです。
・とても簡単なルールで、事前準備もなく、すぐに始められます。
・簡単なルールとは裏腹に、とても奥が深く、ボードゲームの醍醐味を十二分に味わえる名作です。