宝石の煌きは、 宝石商人となって、5色の宝石チップを集めながら、発展カードを購入して、勝利点を集めるゲームです。
カラフルで美しいコンポーネントと、わかりやすいルールが特徴で、2~4人で遊べます。
2014年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネートをはじめ、多数の賞で評価されており、シンプルながらもゲームの完成度が高く、初心者・中級者に非常におすすめのゲームです。
この記事では、そんな「宝石の煌き」どんなゲームかを紹介した上で、ルール、やり方、魅力を解説します。
では、宝石の煌きの世界に足を踏み込んでみましょう!
宝石の煌きってどんなゲーム?
5色の宝石を集めて15点を目指せ
・宝石商人となり5色の宝石チップを集めながら、発展カードを購入して、勝利点を集めるボードゲーム。
・発展カードは、宝石チップの代わりになり、次に買う宝石が安くなる。
・ゲームが進むに連れ、だんだん良いカードを購入できるようになっていくのが特徴。
・人数:2~4人、プレイ時間:45分、ルール難易度:普通
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おすすめポイント
・ゲームが進むに連れ、最初は買えなかった高額なカードが買えるようになっていくのが快感。
・場のカードの「予約」できるルールとワイルドカードである黄金トークンがゲームの戦略性を増している。
・簡単なルールかつ1回のプレイ時間が適度に短いのに、深い戦略性があり、何度も繰り返したくなるボードゲーム。
・2014年 ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされ、日本ボードゲーム大賞(投票部門大賞)を受賞した評価の高いゲーム。
◼️宝石の煌き
2〜4人用、1戦30分位どのチップを取ろうか、どの順番でカードを取ろうか…凄く悩ましいのに面白い!
ボードゲームを知って間もなかった私達夫婦にとっては不思議な感覚で、すぐ虜に😳最初は絵柄が渋めで多少抵抗があったけど、今ではこの感じがたまらなく好きです☺️👍🏻#ボードゲーム pic.twitter.com/wa6eznTTBG
— ぺろ (@perosan_dayo) July 24, 2019
宝石の煌きってどんなジャンルのゲーム?
宝石の煌きは、「拡大再生産」と呼ばれるジャンルのボードゲームです。
拡大再生産とは、一言でいうと「儲かったお金をさらに投資に回す」という意味です。
宝石の煌きでは、宝石チップを集めて、発展カードを購入します。
発展カードは、宝石チップの代わりとする事ができ、次の発展カードが安く購入できるようになります。
発展カードの購入が、次の発展カードの購入を呼び、どんどん宝石商人として成長していきます。
これが拡大再生産という要素です。
拡大再生産という要素は、多くのボードゲームに入っているので、興味があったら以下の記事を参考にしてみて下さい。
fa-arrow-circle-right関連記事拡大再生産とは?ボードゲームするなら絶対おさえたいジャンル!
宝石の煌きって日本語版はある?
宝石の煌きは、日本語版があります。
日本語版は出版部数が少ないため、長らくプレミアになっていたのですが、2020年5月に再販され、手に入りやすくなりました。
人気ゲームのため、在庫があるときに買っておくのがベターです。
ちなみに、外国の並行輸入品だと日本語版よりも手に入りやすいです。
宝石の煌きは、言語に依存するゲームではないため、ルールさえ理解できれば、全く問題なくプレイできると思います。
宝石の煌きの主な受賞歴は?
主なボードゲーム賞における宝石の煌きの実績は以下の通りです。
2014年 ドイツ年間ゲーム大賞 ノミネート |
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2014年 日本ボードゲーム大賞 投票部門 大賞 |
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2014年 ゴールデンギーク賞 ゲーム・オブ・ザ・イヤー(大賞) |
宝石の煌きは、2014年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされました。
惜しくも大賞は逃しましたが、ベスト3に選ばれています。
ちなみに2014年のドイツ年間ゲーム大賞は「キャメルアップ」でした。
fa-arrow-circle-right関連記事ドイツ年間ゲーム大賞とは?歴代の受賞作一覧とともに解説!
ドイツ年間ゲーム大賞は逃した宝石の煌きですが、日本ボードゲーム大賞 投票部門と、ゴールデンギーク賞では、見事に大賞を受賞しました。
このように、宝石の煌きは高く評価されているゲームです。
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宝石の煌きのデザイナーは?
宝石の煌きのデザイナーは、フランスのマーク・アンドレ(Marc André)氏です。
マーク・アンドレ氏は、他にも「バロニィ(Barony)」や、「マジェスティ(Majesty: For the Realm)」というゲームを手掛けています。
宝石の煌きはオンラインやアプリで遊べる?
宝石の煌きはスマートフォンのアプリに対応しており、公式アプリが販売されています。
- 好きな人数のCPUを追加し、2-4人プレイが楽しめる。
- 拡張版(都市)にも対応しており、追加で購入することが可能。
- オンライン対戦にも対応。
- チャレンジという一人で遊ぶモードあり。
原題 | Splendor |
作者 | マーク・アンドレ(Marc André) |
発売年 | 2014年 |
人数 | 2人~4人 |
時間 |
30分 |
fa-user-plus年齢 | 10歳~ |
宝石の煌き(Splendor、スプレンダー)を始める前の基礎知識
ゲームの目的と勝利条件
宝石の煌きでは、発展カードと貴族タイルを集め、15点を獲得するのが目的です。
ゲーム終了時に最も勝利点が多いプレイヤーが勝利です。
コンポーネントの説明
宝石の煌きでは、以下のコンポーネントを使用します。
- 宝石チップ:このゲームでのお金。赤、青、緑、白、黒の5色+黄金の6種類。黄金は、どの色としても使用できるワイルドカード。
- 発展カード:勝利点であり、かつ、宝石としても使用できるカード。宝石チップを集めて購入する。左下にかかれているのが購入するのに必要なコスト。左上がそのカードの勝利点。
- 貴族タイル:発展カードを規定の枚数(タイルの左に書かれている)だけ集めたときにもらえるボーナス点。各タイルは、最初の一人だけがもらえる。
宝石の煌き(Splendor、スプレンダー)のルール、ゲームの流れ
初期配置
宝石チップと貴族タイルは、プレイ人数によって、使用枚数が異なります。
- 2人:各色4枚ずつ、黄金5枚、貴族タイル3枚
- 3人:各色5枚ずつ、黄金5枚、貴族タイル4枚
- 4人:各色7枚ずつ、黄金5枚、貴族タイル5枚
発展カードはレベル別で4枚ずつ表にして並べます。
残りは、裏返して、横においておきます。
各プレイヤーのターン
各プレイヤーのターンにできることは、以下のどれかです。
①宝石チップを取る
注意点
・宝石チップは10枚までしか持てません。超えた分は場に戻さなければなりません
②発展カードを購入する
③発展カードを確保(予約)する
注意点
貴族タイルの獲得
終了条件
各プレイヤーのターンを繰り返し、誰かが15点以上に到達したラウンドでゲーム終了です。
全員が同じラウンド数だけプレイして終了となるので、誰からゲームを始めたか覚えておきましょう。
最終番手のプレイヤーのターン終了時に、最も多くの勝利点のプレイヤーが勝利となります。
おすすめポイント ~宝石の煌きの魅力とは~
後半に行くほど面白くなってくる!
このゲームでは、宝石チップを集めて、発展カードを購入しますが、購入した分だけ、次に購入する際に安く買うことができます。
そのため、ゲーム後半に行くほど、良いカードを購入できるようになっていきます。
最終的に、この発展カードを購入したいから、前半のうちにこれをゲットしておこう!などと戦略を立てて行くのがとても面白いです。
確保(予約)を使いこなせたプレイヤーが勝利に近づく!
このゲームを面白くしているのが、「確保(予約)」というアクションにあります。
確保(予約)は、単にカードを予約するアクションではありません。
自分が確実に購入したい発展カードを確保するのはもちろん、他プレイヤーに購入させたくない発展カードを確保するという使い方もあります。
さらには、黄金チップを入手したり、場の発展カードを入れ替えるといった目的で確保を行う場合もあります。
宝石の煌きをプレイする上で、確保(予約)は非常に重要なアクションであり、ここに他のプレーヤーとの駆け引きが生まれ、このゲームを面白くしています。
ゲーム時間が短いのも長所
宝石の煌きのプレイ時間は約30分と比較的短い部類に入ります。
これだけの完成度でありながら、30分で終わるため、初心者や初めてやる方も無理なく楽しくプレイすることができます。
何度も繰り返し、プレイできるのがおすすめポイントです。
宝石の煌きは、初心者にオススメな面白いゲーム
いかがだったでしょうか。
宝石の煌きは、とてもオススメなボードゲームですので、是非プレイしてみてください。