ドミニオン:移動動物園は2020年5月に発売されたドミニオン13番目の拡張セットです。
動物たちの「習性」や「追放」といった新要素が追加され、カードの種類は一気に70種類も増えました。
このように、移動動物園は、戦略性がグッと上がる面白い拡張です。
この記事では、「移動動物園」がどのような拡張なのかをもっと詳しく紹介したうえで、全てカードの効果と評価を解説します。
各カードの使い方を覚えて攻略につなげてみてくださいね!
歴代のドミニオン拡張に関しては、こちらでレビューしています。
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ドミニオン:移動動物園はどんな拡張?
「移動動物園」のテーマは?
移動動物園の拡張のテーマは、「動物」です。
馬や羊、ヤギ、カメ、ミミズなど20種類にも及ぶ様々な動物が登場します。
様々な動物たちを支配して、動物の王国を自分のものにする、というストーリーのようです。
様々な動物の中でも、特に、「馬」は移動動物園を代表するカードとなって登場します。
ちなみに「馬」は、+2ドロー、+1アクションという効果を1回限り発動するカードで、言い換えれば、好きなタイミングで手札を1枚増やせる効果です。
「移動動物園」で追加される新要素は?
「移動動物園」では、大きく分けて2つの新要素が追加されます。
- 「習性」 ※ドミニオンオンラインでは生き方との表記
- 「追放」
それぞれ解説します。
新要素① 習性とは
1つ目の追加要素は「習性」です。
習性とは、本「移動動物園」のテーマである動物たちの生き方を意味した横向きのカードです。
各動物の「習性」には様々な効果があり、各プレイヤーは、アクションカードの代わりにこの効果を受けることができます。
具体的には、手札のアクションカードを使用するタイミングで、そのアクションカードの効果が「習性」に書かれた効果に変わるイメージです。
アクションカードの使用と同じ扱いなので、アクション権は使用しますが、アクションカードとアクション権さえあれば、何度でも使用することができます。
また、使用するのにコストは必要ありません。
アクションカードとアクション権さえあればOKです。
イベントやランドマーク、プロジェクトと同じ様に、王国カードとは別に1~2枚、ゲームで使用されます。
【習性のまとめ】
- アクションカードの効果の代わりに使用できる効果。
- 使用にはアクションカードとアクション権が必要。
- 王国カードとは別に1~2枚ゲームで使用される。
新要素② 追放とは
2つ目の追加要素は「追放」です。
追放は、対象のカードが山札・捨て札・手札に含まれなくなる処理であり、廃棄に似ています。
ただし、廃棄との相違点として、①デッキ枚数に計上される、②同一のカードを獲得するとデッキの中に戻せる、という特徴があります。
まず、デッキ枚数に計上されるというのは、最後の得点計算の際に大きく影響します。
例えば、勝利点カードを追放した場合、山札からは離れますが、その点数はそのまま残ります。
デッキ枚数にカウントされるので、庭園などの計算対象にもなります。
すなわち、追放は、勝利点カードの圧縮の手段として、非常に優れています。
では、追放したカードをゲーム中に使用できないかと言うとそんなことはありません。
追放したカードと同じカードを獲得するタイミングでデッキに戻す(捨て札に入れる)ことができます。
この時、同じカードを複数枚追放していた場合は、全てのカードをデッキに戻すか、1枚も戻さないかを選択します。
任意の枚数だけをデッキに戻すことはできないため、注意が必要です。
【追放のまとめ】
- ゲームから一時的に除外されるが、それぞれのプレイヤーのデッキには計上される。
- 同一カードを獲得する時、追放されている同じカードを全て捨て札に入れてもよい。
- 勝利点カードの圧縮手段として非常に優れている
「移動動物園」で追加されるカードの枚数は?
移動動物園で追加されるカードの種類は以下の通りです。
- 王国カード:30種類
- イベント :20種類
- 習性 :20種類
王国カード、イベント、習性を合計70種類ものカードが追加されます。
「移動動物園」は、非常に大幅なカードの追加がある拡張セットだと言えます。
ドミニオン:移動動物園の全体評価
移動動物園のポイントを抑えた上で、拡張全体としての評価を行うと以下のようになります。
必要性 |
|
必要というほどではない。 |
---|---|---|
プレイ時間 |
|
高コストカードが増えてコンボ中心になるため、ややプレイ時間は延びる。 |
戦略性 |
|
2つの新要素が極めて重要で戦略性は増す。 |
初心者おすすめ度 |
|
新要素が増えて戦略が広がるが、初心者に向かないわけではない。適度な拡張。 |
中上級者おすすめ度 |
|
追放と習性の使い方が問われる。庭園プレイなど、勝ち筋が広がる。 |
各項目に関して、補足して解説します。
必要性
移動動物園がゲームを行う上で必要な拡張かというと、それほどでもないでしょう。
あると面白いですが、ないからと言って困る拡張でもなさそうです。
プレイ時間
移動動物園を入れて遊んだ場合、プレイ時間はやや伸びる傾向にあるでしょう。
その理由は、「移動動物園」ではコンボがメインの戦法となるためです。
特に新要素「習性」ではアクションカードを別の効果として使用できるため、アクションカードの使用方法の幅が広がります。
また、高コストのカードやイベントも多いこともプレイ時間が伸びる要因です。
戦略性
2つの新要素によって、戦略性は間違いなく向上します。
「習性」の使い方によって戦略が広がるのはもちろんのこと、「追放」もゲームの勝ち筋を広げています。
「追放」は圧縮の側面だけでなく、3山切れを起こしやすくしたり、一気にデッキを変貌させる事を可能にする要素です。
これまでとは異なるデッキの組み方も出てくるため、やりがいのある拡張と言えるでしょう。
初心者おすすめ度
移動動物園は、初心者が初めて買う拡張としては、そこまで向いているとは言いづらいです。
初めて買うとしたら、1つ前の「ルネサンス」のほうが使いやすいというのが正直な感想です。
しかし、「陰謀」、「海辺」、「異郷」、「ルネサンス」あたりのシンプルな拡張をすでに持っているならば、移動動物園を入れてみるのも良いでしょう。
2つ目以降の拡張としては、戦略性もあり、面白いです。
中上級者おすすめ度
移動動物園は中上級者にはおすすめの拡張です。
新要素が2つ加わり、これまでとは違う戦略も見つかるでしょう。
また、カードの種類も大幅に増える点もおすすめの理由です。
増えるカードの効果自体は、全体的におとなしめな印象もありますが、「賞金稼ぎ」や「首謀者」などの強力なカードにはワクワクするはずです。
歴代のドミニオン拡張に関しては、こちらでレビューしています。
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ドミニオン:移動動物園の全カードリストと個別レビュー
カード名は、製品版の移動動物園に準拠します。
ドミニオンオンラインと名称が異なる場合は、()内にドミニオンオンラインでの表記を記載します。
コスト順で掲載します。
移動動物園における注目すべき強いカード
黒猫
コスト | 2 | 種別 | アクションーリアクション |
効果 | +2ドロー、もしプレイしたのが自分のターンでなければ、他のプレイヤーは呪い1枚を獲得する。 他のプレイヤーが勝利点カードを獲得した時、このカードを手札からプレイしてもよい。 |
||
解説 |
低コストで相手の妨害が可能。
相手が獲得する時に発動できるので、大使などのアタックカードで勝利点を押し付けるコンボも可能。
|
備蓄品(備蓄)
コスト | 3 | 種別 | 財宝 |
効果 | 3コイン +1 カードを購入 このカードを使用するとき、これを追放する。 |
||
解説 | 3コストで3金出力はかなり強力。追放されるものの、3コストのため、回収もしやすい。ゲームが高速化するため、ステロイドが加速する。 |
賞金稼ぎ
コスト | 4 | 種別 | アクション |
効果 | +1 アクション あなたの手札を1枚追放する。あなたの追放にそのカードと同じカードが無かった場合、+3 コイン。 |
||
解説 | 序盤から銅貨、屋敷を追放し、バンバン高出力してくれる強カード。 追放のため、勝利点も躊躇せず使える。終盤にも属州などに使えるし、4コストでは強すぎるレベル。 |
首謀者
コスト | 5 | 種別 | アクション |
効果 | 次のターン開始時、手札からアクションカード1枚を3回使用してもよい | ||
解説 | 移動動物園イチのイカれたカード。 5コストで宮廷とほぼ同じ効果を持つ。 効果は次のターン開始時のため、アザラシの習性などで山札を操作したい。 |
貸し馬屋(貸し厩舎)
コスト | 5 | 種別 | アクション |
効果 |
+3コイン
このターン、コスト4以上のカードを獲得した時に馬1枚を獲得する
|
||
解説 |
5コストではあるが、3金の高出力で馬もついてくる。
ステロイドでもコンボでも使いやすいカード。
|
魔女の集会(魔女集会)
コスト | 5 | 種別 | アクションーアタック |
効果 | +1アクション+2コイン +2コイン 他のプレイヤーは呪い1枚をサプライから追放マットに移動する。 もしできなかった場合、追放マット上の呪い全てを捨て札にする。 |
||
解説 |
呪いを配る魔女系カード。アクションがついているため使いやすいが、追放のため、ダメージの即効性がないのは注意。
+1アクションを生かして、回数を重ね、早めに呪いをデッキに組み込ませたい。
|
デストリエ(軍馬)
コスト | 6 | 種別 | アクション |
効果 | +2ドロー +1アクション 自分のターン中、カードを1枚獲得するごとにこのカードのコストは1下がる。 |
||
解説 |
効果は研究所。馬丁などと組み合わせれば、安く手に入る。
|
カメレオンの習性(カメレオンの生き方)
コスト | ー | 種別 | 習性 |
効果 | 元のカードの効果の「+カードを引く」と「+コイン」を入れ替える。 | ||
解説 |
ドローと仮想コインの出力を入れ替えることができる面白い効果。
その時に都合の良い方を選べばよいため、使い勝手はよい。 実力が問われる。 |
包領(飛び地)
コスト | 8 | 種別 | イベント |
効果 | 金貨1枚を獲得し、公領1枚をサプライから追放マットに移動する | ||
解説 |
序盤、中盤に出た8金を有効に使えるイベント。
公領を追放できるのはかなり有意義。
このイベントがある時は公領が枯れる可能性が大幅に高まるため、終盤の展開を意識したい。
|
ドミニオン:移動動物園の全カードレビュー
ドミニオン:移動動物園のカードをコスト順に掲載します。
※ここからは画像は掲載しません。
王国カード
移動動物園では、王国カードは全30種類あります。
そり(馬そり)
コスト | 2 | 種別 | アクション-リアクション |
効果 | 馬を2枚獲得する カードを1枚獲得するとき、それを手札か山札の上に置くためにこれを捨て札にしてもよい |
||
解説 | カードを獲得するときに、手札に持ってこれる。 低コストだが、ターミナルアクションなので、事故に注意。 |
配給品(補給物資)
コスト | 2 | 種別 | 財宝 |
効果 | 1コイン これをプレイした時、馬1枚を獲得し山札の一番上に乗せる。 |
||
解説 | 使えば馬がもらえる銅貨。 1金のため、金量は増えない点に注意。 |
ラクダの隊列(ラクダ隊)
コスト | 3 | 種別 | アクション |
効果 | 勝利点以外のカード1枚をサプライから追放マットに移動する。 このカードの獲得時に金貨1枚をサプライから追放マットに移動する。 |
||
解説 |
獲得時に金貨、使用時にサプライのカードを追放できる。
金貨の大量獲得が可能で役立つ場面は多い。金貸しなどがあれば、銀貨を経由せず、金貨をゲットできるかも。
|
ヤギ飼い
コスト | 3 | 種別 | アクション |
効果 | +1アクション、手札から1枚廃棄してもよい。 右隣のプレイヤーがその人の直近のターン中に廃棄したカード1枚につき+1ドロー |
||
解説 |
アクションが減らずに廃棄できるカード。
ドロー効果は不安定だが、廃棄が行われやすい場であれば使えるかも。
|
がらくた(廃品)
コスト | 3 | 種別 | アクション |
効果 | 手札のカード1枚を廃棄し、廃棄したカードのコスト数だけ以下から異なる効果を選ぶ +1ドロー/+1アクション/+1購入/+1コイン/銀貨1枚を獲得/馬1枚を獲得 |
||
解説 | 序盤での屋敷廃棄、銀貨獲得は強力。銅貨の廃棄にはそれ以上のメリットがなく微妙。 異なる効果を選ばなければならないため、後半は使いにくい。 |
放羊犬
コスト | 3 | 種別 | アクションーリアクション |
効果 | +2ドロー カードを獲得した時にこのカードを手札からプレイしてもよい。 |
||
解説 | 呪いを受ける際に、アクションを使用せず2ドローする程度のメリット。いまいち。 |
雪深い村(雪国の村)
コスト | 4 | 種別 | アクション |
効果 | +1ドロー+4アクション+1購入、 これ以降このターンに得られる+アクションを全て無視する |
||
解説 |
+4アクションは流石に強い。
1枚でコンボの起点になる。ただし、キャントリップ系の入れすぎに注意。なるべくターミナルアクションの直前に使いたい。
|
枢機卿
コスト | 4 | 種別 | アクション |
効果 | +2コイン 他のプレイヤーはデッキの上から2枚を公開し、3~6コストのカードがあれば1枚を追放マットに移動し、残りを捨て札にする |
||
解説 |
4コストで2金出力は大したことないが、キーカードのデッキ破壊要素は悪くない。
ただし、相手にとって都合の良いカードが追放されることもあるので要注意。
|
騎兵隊(騎兵)
コスト | 4 | 種別 | アクション |
効果 | 馬を2枚獲得 このカードを獲得したとき+2ドロー+1購入、現在自分の購入フェイズならアクションフェイズに戻る |
||
解説 |
馬を2枚獲得するだけでは割りに合わない。
購入獲得時、アクションフェイズに戻る効果を活かしたいが、アクション権は復活しないので注意。
村人トークン、策士、書庫などとの相性は良い。
|
馬丁(馬屋番)
コスト | 4 | 種別 | アクション |
効果 | コスト4以下のカードを1枚獲得 それがアクションカードなら馬を獲得、財宝カードなら銀貨を獲得、勝利点カードなら+1ドロー+1アクション |
||
解説 |
鉄工所に似たカード。1枚で銀貨2枚確保は悪くない。
デストリエ(軍馬)があれば安く確保できる。また、庭園プレイが加速する。
|
旅籠
コスト | 4 | 種別 | アクションーリアクション |
効果 | +1ドロー+2アクション このカードを獲得するとき好きな枚数の財宝カードを公開しながら捨て札にし、その枚数の馬を獲得する |
||
解説 |
ほぼ村。馬を獲得する効果は財宝が余ればやってもよいが、わざわざ発動させるほどかは疑問。
|
村有緑地(村の緑地)
コスト | 4 | 種別 | アクションー持続ーリアクション |
効果 | このターンか次のターン、+1ドロー+2アクション クリーンアップフェイズ以外にこのカードを捨て札にした時、プレイしてもよい |
||
解説 |
効果の対象を現在か次のターンかを選べる村。
複数枚重ねて効果が過剰のときも次のターンに持ち越せるので便利ではある。
|
艀(はしけ)
コスト | 5 | 種別 | アクションー持続 |
効果 | このターンか次のターン、+3ドロー+1購入 | ||
解説 |
高ドローカード。購入がついており、多くの場合キーカードとなる。
|
強制退去(放追)
コスト | 5 | 種別 | アクション |
効果 | 手札から1枚追放マットに移動し、(そのカードのコスト)+2以下でそのカードと異なるカードを獲得する | ||
解説 | 改築系のカード。同じカードが獲得できないのが残念。 金貨→属州は常に意識したい。 |
鷹匠
コスト | 5 | 種別 | アクションーリアクション |
効果 | このカードよりコストの少ないカードを1枚獲得する いずれかのプレイヤーがカードタイプ(アクション、アタックなど)が2つ以上のカードを獲得したとき、このカードを手札から使用してよい |
||
解説 | コンボパーツを場から持ってきてそのまま使用するのが想定される使い方。 村人トークンと相性が良い。 |
漁師
コスト | 5 | 種別 | アクション |
効果 | +1ドロー+1アクション+1コイン 自分のターン中、捨て札が空ならこのカードのコストは3少なくなる |
||
解説 | +1金のキャントリップで効果自体は微妙。 2金になるときに購入が余っていれば買うという感じ。 |
門番
コスト | 5 | 種別 | アクションー持続ーアタック |
効果 | 次のターンの開始時+3コイン 次の自分のターン開始時まで、他のプレイヤーは自身の追放マットにないアクションか財宝を獲得するとき、そのカードを自身の追放マットに移動する |
||
解説 | +3金だが得られるのは次のターン。 相手の足止めにはなるが、5コストは割に合わない。 |
狩猟小屋
コスト | 5 | 種別 | アクション |
効果 | +1ドロー+2アクション +5ドローために手札すべてを捨て札にしてもよい |
||
解説 | 祝祭など手札を減らす効果のカードと非常に相性が良い。 コンボ引き切りデッキに入れたい。 |
炉(窯)
コスト | 5 | 種別 | アクション |
効果 | +2コイン このターン、次にカードをプレイする時、先にそのカードと同じカード1枚を獲得してもよい |
||
解説 | 2金では出力が低い。ターミナルアクションのため、続けて出しにくく、総じて使いにくい。 |
パドック(放牧場)
コスト | 5 | 種別 | アクション |
効果 | +2コイン 馬2枚を獲得、空のサプライ1つにつき+1アクション |
||
解説 | 2金に加え、馬2枚は強力。山が切れれば威力が増す。 |
聖域
コスト | 5 | 種別 | アクション |
効果 | +1ドロー+1アクション+1購入 手札から1枚追放マットに移動してもよい |
||
解説 | キャントリップ効果があるため使い勝手が良い。 追放も任意のためなおさら。 ただし、5コストの中では優先度は低いか。 |
行人(放浪者)
コスト | 6 | 種別 | アクション |
効果 | +3ドロー、銀貨1枚を獲得してもよい このターン最後に獲得したカードと同じコストになる |
||
解説 | 高ドローに加え、銀貨は多くの場合重宝する。 呪いや銅貨を押し付けるカードと組み合わせれば0コストで買える。 |
動物見本市(動物市)
コスト | 7 | 種別 | アクション |
効果 | +4コイン、+(空のサプライの数)購入 このカードのコストを支払う代わりに手札からアクションカード1枚を廃棄してもよい |
||
解説 |
一気にゲームを動かす力を持ったカード。
使い終わった礼拝堂、金貸しなどのカードを処分すれば一石二鳥。
|
習性
移動動物園では、習性は全20種類あります。
チョウの習性(蝶の生き方)
効果 | このカードよりちょうど1コストの多いカードを獲得するためにこのカードを由来する山札に戻してもよい | ||
解説 | 序盤から4コストを5コストのカードに変換するのに役に立つ。 ほぼ4ターン目までに5コストのカードが確保できる。 ただし、その場合4コストのカードはなくなる上、 初手、銀貨銀貨で入れば90%以上の確率で5金でるため微妙か。 |
ラクダの習性(ラクダの生き方)
効果 | 金貨1枚をサプライから追放マットに移動する | ||
解説 | 使いこなせば強力。金貨が楽に購入or獲得できる算段が欲しい。 |
カエルの習性(カエルの生き方)
効果 | +1アクション ターン終了時にこのカードを捨て札にするとき、デッキの上に置く |
||
解説 | 山札操作できる習性。首謀者とのコンボは強力。 カエルの効果で次のターン3回使いたいアクションを仕込めばOK。 |
ヤギの習性(ヤギの生き方)
効果 | 手札のカード1枚を廃棄する。 | ||
解説 | 手札を1枚廃棄という単純効果だが使いやすい。 廃棄系のカードは終盤使いにくい場合があるため、カードを購入することなく廃棄できるのはメリット。 |
馬の習性(馬の生き方)
効果 | +2ドロー+1アクション このカードを由来する山札へ戻す |
||
解説 | 使い終わったアクションカードを美味しく処分できる。 また、避難所、廃墟場でも活躍する。 |
モグラの習性(モグラの生き方)
効果 | +1アクション 手札をすべて捨て札にして+3ドロー |
||
解説 | 狩猟小屋と似た効果。祝祭など手札を減らす効果のカードと非常に相性が良い。 |
サルの習性(猿の生き方)
効果 | +1購入+1コイン | ||
解説 |
購入がない場では重宝する。
|
ハツカネズミの習性(野ネズミの生き方)
効果 | (ハツカネズミの習性の効果で)脇に置いてあるカードを脇に置いたまま使用する。 準備:コスト2か3のこのゲームで使用しないアクションカード1枚を脇に置く |
||
解説 |
脇に置かれるカード次第ではあるが、サプライが増えるのは面白い。
|
ラバの習性(ラバの生き方)
効果 | +1アクション+1コイン | ||
解説 |
ターミナルアクションがかぶった時は使いたい。
|
カワウソの習性(ラッコの生き方)
効果 | +2ドロー | ||
解説 | 可もなく不可もない効果だが、不要なアクションがある場合は使っても良い。 |
フクロウの習性(フクロウの生き方)
効果 | 手札が6枚になるまでカードを引く | ||
解説 | 手札を減らす系のカードと相性が良い。 祝祭系のカードを集めればかなり強い。 |
雄牛の習性(雄牛の生き方)
効果 | +2アクション | ||
解説 | ターミナルアクションを多めに買っても良くなり、事故に対して強気に攻められる。 引き切り・コンボに有利に働く。 |
豚の習性(豚の生き方)
効果 | +1ドロー+1アクション | ||
解説 | キャントリップ。不要なアクションを変換できるため、ターミナルアクションの被りを気にしなくても良くなる。 |
ドブネズミの習性(家ネズミの生き方)
効果 | 財宝カード1枚を捨ててもよい そうした場合このカードと同じ名前のカード1枚を獲得する |
||
解説 | 財宝カードを捨札にすれば、アクションをカードを増やせるが、そのアクションカードの効果を使えなくなるため、悩ましい。寵臣など、枚数を集めたいカードには積極的に使いたい。 |
アザラシの習性(アシカの生き方)
効果 | +1コイン このターン中、カードを獲得したとき山札の上に置いてもよい |
||
解説 | 山札操作ができる習性。首謀者を始め、次のターンのコンボを考えたい。 |
羊の習性(羊の生き方)
効果 | +2コイン | ||
解説 | アクションが銀貨と等価になる。アクションが余れば、という感じ。 |
リスの習性(リスの生き方)
効果 | このターンの終了時+2ドロー | ||
解説 | 次のターン手札が増えた状態で始まる。民兵などのハンデスを食らうと台無しなので注意。 |
ウミガメの習性(亀の生き方)
効果 | このカードを脇に置く。脇に置いた場合、次の自分のターン開始時にプレイする | ||
解説 | 次のターンにアクション権なしで使用できる。キャントリップでもカード・アクションが増やせる。 |
ミミズの習性(ミミズの生き方)
効果 | 屋敷1枚をサプライから追放マットに移動する | ||
解説 | デッキ枚数を増やしつつ、勝利点を1点ずつ稼げるため、庭園プレイにもってこい。また、3山切れしやすくなることも利点。 |
イベント
移動動物園では、イベントは全20種類あります。
遅延
コスト | 0 | 種別 | イベント |
効果 | 手札からアクションカード1枚を脇に置いてもよい。そうした場合、次のターンの開始時それを使用する。 | ||
解説 |
購入さえあれば、次のターンにアクション権なしでアクションを発動できる。
購入がない場合は、1ターン無駄になるのだが、次のターン2倍以上の行動ができるならば強い。荒れ場では積極的に使いたい。
|
絶望(自暴自棄)
コスト | 0 | 種別 | イベント |
効果 | 1ターンに1回だけ:呪い1枚を獲得してもよい、呪いを獲得した場合+1購入+2コイン | ||
解説 |
呪いを獲得する代わりに、2金を得られる。
庭園プレイや3山切れを狙えないか検討したいイベント。
|
賭博(命懸け)
コスト | 2 | 種別 | イベント |
効果 | +1購入、デッキトップを公開し、それが財宝かアクションカードだった場合使用してもよい。それ以外の場合捨て札にする。 | ||
解説 |
基本的には山札操作して使いたいカード。購入がついているため、もし2金余る場面があればとりあえず使うのも良いが、メリットのない場面で使用して、次のターン弱体化することのないようにしたい。
|
追求(追跡)
コスト | 2 | 種別 | イベント |
効果 | +1購入、カードを1枚指定し、デッキトップ4枚を公開する。そのカードを山札に戻し、残りを捨て札にする | ||
解説 | 山札のキーカードをサーチできるイベント。入っていないカードを指定すれば、確実に4枚掘り進められる。 坑道や村有緑地とコンボも忘れないようにしたい。 |
乗馬(騎乗)
コスト | 2 | 種別 | イベント |
効果 | 馬を1枚獲得する | ||
解説 | 2金で馬が買えるカード。他に買うものがなければ、という感じ。 |
苦労(労苦)
コスト | 2 | 種別 | イベント |
効果 | +1購入、アクションカード1枚を手札からプレイしてもよい | ||
解説 | 2金でアクション権が買えるカード。事故った時、1ターン無駄になることを思えば2金は格安。 |
増大(改装)
コスト | 3 | 種別 | イベント |
効果 | 手札から勝利点以外のカードを1枚廃棄してもよい、そうした場合、最大2コストが高いカードを1枚獲得する |
||
解説 | 改築の効果を買えるイベント。勝利点が廃棄できないのが残念だが、終盤の金貨→属州は意識したい。 金貨を廃棄する場合、3コストが地味に重くのしかかるかも。 |
進軍
コスト | 3 | 種別 | イベント |
効果 | 捨て札をすべて見る。その中から1枚アクションカードを使用してもよい | ||
解説 | 欲しいタイミングで自分のアクションを使えると思うと良い。 倉庫などのサーチ系のカードで、あえて捨て札にして、進軍したい。 |
輸送
コスト | 3 | 種別 | イベント |
効果 | 片方を選ぶ:「サプライからアクションカード1枚を追放マットに移動する」「追放マットのアクションカード1枚を山札の上に置く」 | ||
解説 | 6金2購入あれば、2回使用して、次のターンに速攻で使える。 3山切れの加速の側面もある。 |
放逐(流刑)
コスト | 4 | 種別 | イベント |
効果 | 同じ名前のカードを好きな枚数手札から追放マットに移動する | ||
解説 | イベント自体の4コストが重いが、初手銀貨からスタートした山札2周目の屋敷追放は悪くなさそう。 |
特価品(取引)
コスト | 4 | 種別 | イベント |
効果 | コスト5以下の勝利点以外のカードを1枚獲得する。他のプレイヤーは馬1枚を獲得する。 | ||
解説 | 5コスト帯に強力なアクションがあるなら有効に機能する。 相手へのメリットには注意。 |
投資
コスト | 4 | 種別 | イベント |
効果 | サプライからアクションカード1枚を追放マットに移動する それが追放マットにある間、他のプレイヤーが同じ名前のカードを獲得または投資したとき+2ドロー |
||
解説 | 村などの人気カードを追放しておくことでドローを生んでくれるイベント。 そのターンには生産できないが、トータルでのコスパは悪くない。人数が増えれば効果倍増。 |
今を生きる(一刻千金)
コスト | 4 | 種別 | イベント |
効果 | ゲーム中1度だけ:このターンの後に追加のターンを行う | ||
解説 | いざというときに使うイベント。 購入が増やせない勝利点が互角の場では、勝負を決める威力を持つ。 |
商売(商業)
コスト | 5 | 種別 | イベント |
効果 | (このターンに獲得した異なる名前のカードの数)枚の金貨を獲得する | ||
解説 | 馬丁などと組み合わせれば、一気に金貨を獲得できる。 |
要求
コスト | 5 | 種別 | イベント |
効果 | 馬1枚とコスト4以下のカードを1枚を獲得し、両方を山札の上に置く | ||
解説 | 5コスト帯に欲しいカードがなければ使用したい。 馬も次ターンに引けるため、手札が6枚でスタートできると考えて良い。 |
暴走(大暴走)
コスト | 5 | 種別 | イベント |
効果 | 場にあるカードが5枚以下の場合、馬を5枚獲得し山札の上に乗せる | ||
解説 | 次のターン、獲得した馬を全て使用すれば手札が10枚になる。 終盤、出力が落ちてきた際、属州に手が届く。 |
刈り入れ(麦刈り)
コスト | 7 | 種別 | イベント |
効果 | 金貨1枚を獲得し、脇に置く。そうした場合、次のターンの開始時にそれを使用する |
||
解説 | 金貨に1金余分に払うだけで次のターンに使える。 しかも手札は別で5枚くるため強力。 |
同盟
コスト | 10 | 種別 | イベント |
効果 | 属州、公領、屋敷、金貨、銀貨、銅貨をそれぞれ1枚ずつ獲得する | ||
解説 | 一気に勝利点が6+3+1で10点分追加される。 終盤のダメ押しに。もちろん庭園プレイとも相性が良い。 |
植民
コスト | 10 | 種別 | イベント |
効果 | サプライにあるアクションカードの山から1枚ずつカードを獲得する | ||
解説 | 全てのアクションカードが得られるという大味なイベント。有効なカードがあるとしても、不要なカードがくることを忘れてはいけない。10コストの価値がある行動なのかをよく考えたい。 庭園プレイなど、山札を増やしたい時はOK。 キャントリップに変えられる「ブタの習性」があれば多少使いやすい。 |
まとめ ドミニオン:移動動物園を攻略しよう!
今回は、ドミニオンの13番目の拡張セット「移動動物園」の新要素や追加されたカード紹介を紹介しました。
移動動物園は、2つの新要素や、カードが70種類も新登場し、戦略性がグッと上がるため、特に中上級者におすすめしたい拡張です。
是非プレイして、新しいドミニオンの世界を味わってみて下さい!
ドミニオン初心者に向けて、中級者を目指す上で知っておきたい基本知識をまとめました。
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ドミニオンマニアによるドミニオンファンのための一冊。
私も初心者を抜け出すために何度も読みまくりました。