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ワーカープレイスメントというボードゲームのジャンルを知っていますか?
ワーカープレイスメントは、「労働者(ワーカー)を配置(プレイス)する」のゲームです。
このジャンルには、たくさんの名作ゲームがあり、ボードゲームをやる上では、絶対に外せないジャンルです。
この記事では、ワーカープレイスメントの特徴や面白さを説明した上で、おすすめのワーカープレイスメント系のゲームを具体的に紹介します。
この記事を読めば、ばっちりワーカープレイスメントを理解し、プレイしたくなること間違いなしですよ!
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ワーカープレイスメントとは!?

どんなジャンルなの?

ワーカープレイスメントを一言で説明すると、労働者を配置して、アクションを行うゲームです。

 

例えば、労働者で、資源を獲得したり、お金を稼いだり、集めた資源で家を作ったりして、得点を稼ぎます

 

ゲームでは、各プレイヤーの手番を順番に行っていき、決められた目標を達成するスピードや、最終的な勝利点などで競うケースが多いです。

限られたワーカーをうまく使って、いかに多くの利益(ポイント、資源など)を得られるかが肝と言えるでしょう。

 

誰でも楽しめるジャンルなの?

まず、ワーカープレイスメントにはじっくり考えて行うタイプのゲームが多く、経験者に人気があるジャンルだということを覚えておきましょう。

ルールはやや複雑で、ゲーム時間も比較的長く、90分以上も珍しくありませんので、初心者が何も知らずに遊ぶにはつらいかも知れません。

ただし、その分、戦略性が豊かで面白い!というのが最大の特徴です。

 

これを裏付けるように、ワーカープレイスメントには、世界的に評価が高いゲームが沢山あり、世界の様々なボードゲーム賞を受賞しているゲームも多数あります。

例えば、この記事で紹介する「アグリコラ」は、「ドイツゲーム賞」というとても有名な賞を受賞しています。

※「ドイツゲーム賞」の詳細に関しては、「【世界のボードゲーム賞】どんな種類の賞があるの?」で解説していますので、合わせてチェックしてみて下さい。

このように、ワーカープレイスメントは、ボードゲーム中級者以上にとてもおすすめのジャンルなのです。

 

関連記事【世界のボードゲーム賞】どんな種類の賞があるの?

 

ワーカープレイスメントの特徴は?

ワーカープレイスメント系ゲームの特徴としては、主に3つの特徴が挙げられます。

ワーカープレイスメント系ゲームの特徴

  • 戦略の幅が広い!
  • 「ジレンマ」に悩まされる!
  • 他プレイヤーとの競争が起こる!

 

戦略の幅が広い!

ワーカープレイスメントの特徴の1つ目は、戦略の幅が広いことです。

勝ち筋がワンパターンに決まっておらず、様々な勝ちパターンが考えられるゲームが多いです。

これにより、「次はこの戦術をとってみよう」などと、何度も遊びたくなるんですね。

 

「ジレンマ」に悩まされる!

ワーカープレイスメントにおける多くのゲームでは、ワーカーを増やした方が有利に進められます。

アクション(行動)できる回数が増えるからです。

 

ですが、ワーカーには、賃金や食料などのコストが必要になる場合が多いです。

さらに、ワーカーを増やすこと自体にアクションが必要であることも多いので、マネジメント力が問われます。

 

あちらを立てればこちらが立たず、と言ったように、ジレンマを味わえるジャンルです。

 

他プレイヤーとの早い者勝ち競争が起こりがち

ワーカプレイスメントでは、共通のボードにワーカーを配置するゲームが多いです。

つまり、労働者を置ける席に限りがあるため、そのため、早いものがちになります。

自分のことだけでなく、他プレイヤーの行動についても考慮に入れる必要があり、考えどころの多いのが特徴です。

相手をうまく出し抜いて、勝利を目指しましょう。

 

おすすめのワープレ10選!

では、ここからは、オススメのワーカープレイスメントのゲームを紹介します。

アグリコラ(Agricola)

ポイント
  • アグリコラは、一家で農場を作り上げるゲームです。家畜や畑などで家族の食料をまかないつつ、発展させていき、最終的に農場の点数で勝負します。
  • 2008年にドイツ年間ゲーム大賞“複合ゲーム特別賞”を受賞するなど、多くの賞を獲得し、ボードゲームギークで首位になるなどした伝説的な名作ゲームです。
  • 約120分かかる重量級ゲーム(いわゆる重ゲー)ですが、1〜5人でプレイでき、かなり満足感のあるゲームです。
  • 家族の食料が不足しないよう、効率のよい食料基盤を考えたり、木やレンガなどの資源を余すことなく有効に使う方法を思案したりと、考えることが多いのが魅力です。
  • 約300種類の特殊カード(小進歩、職業)を使用するベーシックゲームでは、ゲームの自由度が更に広がり、戦術やコンボを見つけ出す楽しさが加わります
  • 人数:1-5人
  • プレイ時間:約120分
  • 対象年齢:12歳〜
  • 運要素:低い
  • ルールの難しさ:難しい

 

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原題:Agricola 作者:Uwe Rosenberg 発売年:2007年
時間:120分 年齢:12歳~

 

 

アグリコラの作者「ウヴェ・ローゼンベルク」を代表作とともに紹介します。

関連記事アグリコラ作者「ウヴェ・ローゼンベルク」とはどんなデザイナー?

 

名作アグリコラのルールや魅力を紹介します。

関連記事中上級者にオススメの名作ボードゲーム!「アグリコラ」のルールや魅力をご紹介

 

アグリコラは間違いなくボードゲームの歴史にその名を刻んだゲームです。詳細はこちらから。

関連記事【保存版】ボードゲームの歴史を作った超重要タイトル11選

 

 

カヴェルナ(Caverna)

ポイント
  • 「カヴェルナ」は、洞窟に住むドワーフの一族となり、農場を経営するゲームです。
  • 上記「アグリコラ」の作者ウヴェ・ローゼンベルク(Uwe Rosenberg)氏がデザインしており、ゲームのシステムは、アグリコラと概ね同様です
  • アグリコラの農場の発展、洞窟(部屋)の拡張に加え、ドワーフのレベルを上げて探索する、という新たな視点のアクションが追加されています。
  • アグリコラと比較し、共通ボートのアクションや、部屋の種類が豊富で、どれを取ろうかワクワクします。
  • 食料供給がアグリコラほど厳しくなく、農場の発展に集中できるため、初心者でもプレイしやすくなりました。経験者には拡張版もおすすめです。
  • 人数:1-7人
  • プレイ時間:プレイヤー×30分
  • 対象年齢:12歳〜
  • 運要素:低い
  • ルールの難しさ:難しい

 

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原題:Caverna: The Cave Farmers 作者:Uwe Rosenberg 発売年:2013年
時間:30~210分 年齢:12歳~

 

 

デザイナーはアグリコラと同じ「ウヴェ・ローゼンベルク」氏です。

関連記事アグリコラ作者「ウヴェ・ローゼンベルク」とはどんなデザイナー?

 

オルレアン(Orleans)

ポイント
  • 「オルレアン」は、中世フランスの都市オルレアンを舞台に、プレイヤーが貴族となって都市の発展を目指すゲームです。
  • 各プレイヤーは、6種類のワーカーを組み合わせて、アクションを行います。ワーカーは、自分のターンに集めたワーカーが入ったプレイヤー固有の袋から引くため、デッキ構築の要素を含みます。
  • 欲しいワーカーを引くために、袋から引く枚数を増やしたり不要なワーカーを慈善事業に送り込んだりし、確率をコントロールします。
  • アクションが多岐にわたっており、また、行動が他プレイヤーに制限される心配が少ないため、自分の世界で楽しめるゲームです。
  • 人数:2-4人
  • プレイ時間:90分
  • 対象年齢:12歳〜
  • 運要素:低い
  • ルールの難しさ:難しい

 

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原題:Orléans 作者:ライナー・シュトックハウゼン(Reiner Stockhausen) 発売年:2014年
時間:90分 年齢:12歳~

 

 

プエルトリコ (Puerto Rico)

ポイント
・砂糖やコーヒー豆などの作物を栽培し、それを港から輸出するワーカープレイスメント系ゲームです。
ドイツゲーム大賞金賞を受賞しており、超名作で人気があります。
自分が選択したアクションを他プレイヤーも行えるのが最大の特徴で、自分の利益と他人の利益を天秤にかける必要があり、常にジレンマに悩まさせる名作ゲーム。

・また、勝つためには作物の生産力拡大が必要なため、作物を売ってお金にするか、輸出して点数にするかでも悩み所があり、奥深いです。

  • 人数:2-5人
  • プレイ時間:90-150分
  • 対象年齢:12歳〜
  • 運要素:低い
  • ルールの難しさ:普通

 

 

原題:Puerto Rico 作者:Andreas Seyfarth 発売年:2002年
時間:90分~150分 年齢:12歳~

 

 

プエルトリコはとても評価が高く、歴史的な名作と呼ばれています。詳細はこちらから。

関連記事【保存版】ボードゲームの歴史を作った超重要タイトル11選

 

ワイナリーの四季(Viticulture)

ポイント
  • 「ワイナリーの四季」は、ワイナリーを経営し、ワインを出荷して勝利点を集めるゲームです。
  • 春夏秋冬の1年に対応したラウンドを繰り返し、ぶどうを栽培し、ワインを醸造し、出荷し、勝利点で競います
  • 1-6人と幅広い人数に対応したゲームですが、大人数でやると慣れるまでは、それなりに時間がかかるため、注意が必要です。
  • 経験者には「トスカーナ」という拡張版もおススメです。
  • 人数:1-6人
  • プレイ時間:45-90分
  • 対象年齢:13歳〜
  • 運要素:普通
  • ルールの難しさ:難しい

 

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原題:Viticulture 作者:ジェイミー・ステグマイアー(Jamey Stegmaier), アラン・ストーン(Alan Stone) 発売年:2013年
時間:45~90分 年齢:13歳~

 

 

タルギ(Targi)

ポイント
  • 「タルギ」は、2人用の比較的お手軽なワーカープレイスメントゲームです。
    プレイヤーは、商品や金貨を集め、自分の部族の繁栄を目指します。
  • 四角形の外周状に並べたカードをボードとし、ゲームでは、部族カードと商品カードを外周の中に置いていきます。
  • 3つのワーカーを外周に配置してアクションを行いますが、3つのワーカーが交差する箇所のアクションも行えるというのがタルギの特徴です。
  • ドイツ年間ゲーム大賞のエキスパート部門にノミネートされていますが、ルールは簡単でプレイ時間も60分程度ですので、ワーカープレイスメントの入門としておすすめです。
  • 人数:2人
  • プレイ時間:60分
  • 対象年齢:12歳〜
  • 運要素:低い
  • ルールの難しさ:普通

 

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原題:Targi 作者:アンドレアス・シュタイガー(Andreas Steiger) 発売年:2012年
時間:60分 年齢:12歳~

 

 

横濱紳商伝(Yokohama)

ポイント
  • 「横濱紳商伝」は、プレイヤーが商人となって、港で栄えた貿易都市である横浜を駆け巡りながら、大商人となることを目指すゲームです。
  • 注文を受けて、商品を用意したり、外国の技術を取得したり、店舗を増やして販路を拡大したりしながら、商人としての名声を獲得していきます。
  • マップは、エリアボードを組み合わせて作るため、毎回違って展開が楽しめます。
  • 日本生まれの重量級ゲームです。ゲームの内容もさることながら、ゲームの絵柄や、世界観にも惹かれます
  • 人数:2-4人
  • プレイ時間:90分
  • 対象年齢:12歳〜
  • 運要素:低い
  • ルールの難しさ:普通

 

 

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原題:横濱紳商伝 (YOKOHAMA) 作者:林 尚志(Hisashi Hayashi) 発売年:2016年
時間:90分 年齢:12歳~

 

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アークライト(Arclight)

 

横濱紳商伝は日本人ボードゲーム作家「林尚志」氏によってデザインされました。

関連記事日本のボードゲーム界を牽引する「8人のゲーム作家」を紹介

 

村の人生(Village)

ポイント
  • 村の人生は、各プレイヤーが村に住む一族となり、名声の獲得を目指すワーカープレイスメント系のゲームです。
  • 村人は、農作物の収穫や商売、建物の建築、時には議員になったりして名声を集めます。
  • 村の人生では、ゲームが進むにつれて、村人が死ぬという斬新なシステムがあります。村人が死んで、世代が変わりますが、先人の行いは消えません。そんな「人の人生」をテーマにした面白いゲームです。

 

  • 人数:2-4人
  • プレイ時間:60-90分
  • 対象年齢:10歳〜
  • ルールの難しさ:普通
  • 運要素:低

 

 

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原題:Village 作者:インカ・ブラント(Inka Brand), マルクス・ブラント(Markus Brand) 発売年:2011年
時間:60分~90分 年齢:12歳~

 

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ホビージャパン(HobbyJAPAN)

 

村の人生は、ドイツ年間ゲーム大賞 エキスパート賞(通称黒ポーン)を受賞しています。詳細はこちらから。

ナショナルエコノミー(National Economy)

ポイント
  • ナショナルエコノミーは、1-4人で遊ぶワーカープレイスメント系のボードゲームです。
  • プレイヤーは企業の経営者となって、人を雇いながら働かせ、賃金を払いつつ、国民的な大企業に育てることを目指します。
  • 遊びながら、経済や経営の基本を学べるボードゲームです。

 

  • 人数:1-4人
  • プレイ時間:30-45分
  • ルール難易度:普通
  • 対象年齢:12歳~ 
  • 運要素:低

 

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原題:ナショナルエコノミー 作者:スパ帝国(Supateikoku) 発売年:2015年
時間:30~45分 年齢:12歳~

 

 

ナショナルエコノミーは日本人ボードゲーム作家「スパ帝国」氏によってデザインされました。

関連記事日本のボードゲーム界を牽引する「8人のゲーム作家」を紹介

 

イスタンブール(Istanbul)

ポイント
  • イスタンブールは、各プレイヤーは、商人となって、仕入れた商品を売ることでお金を稼ぎ、宝石を獲得することを目指すゲームです。
  • 助手を配置するワーカープレイスメントと、手持ちの商品を管理するリソースマネジメントの要素が混じり合う、非常に面白いゲームです。
  • 助手を後で再び使用するためには、迎えに行く必要があるため、助手の配置が悩ましいゲームです。
  • 人数:2-5人
  • プレイ時間:約45分
  • 対象年齢:10歳〜
  • ルールの難しさ:普通
  • 運要素:低

 

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原題:Istanbul 作者:リュディガー・ドーン(Rüdiger Dorn) 発売年:2014年
時間:40~60分 年齢:10歳~

 

イスタンブールは、ドイツ年間ゲーム大賞 エキスパート賞(通称黒ポーン)を受賞しています。詳細はこちらから。

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まとめ ワーカープレイスメントは中級者におすすめ!

今回は、ワーカープレイスメントの定義、ゲームの特徴を説明し、おすすめのワーカープレイスメント系のゲームを紹介しました。
ワーカープレイスメント系のゲームは、プレイ時間が長く、どっぷりゲームの世界に浸れます。
あなたも是非、労働者(ワーカー)を配置(プレイス)してみましょう!

 

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