子どもと一緒にボードゲームをしたいけど、どのようなゲームを選んだらいいかわからない!
ボードゲームは好きだけど、子どもにはちょっと難しい気がする・・・
と思っているお父さん、お母さん、親戚のおじさんおばさんは多いと思います。
そうなんです。
子どもが楽しめるボードゲームを選ぶのは、大人のボードゲームを選ぶより難しいです。
そこで今回、子ども向けのボードゲームに悩んでいるお父さん、お母さん、親戚のおじさんおばさんに向け、「外さない子ども向けボードゲームの選び方」をご紹介します。
失敗しない選び方とは、ズバリ、「ドイツ年間ゲーム大賞 キッズ部門の大賞受賞作」を選ぶことです。
ドイツ年間ゲーム大賞ってなんだ??
というあなたも心配いりません。
この記事では、以下の疑問にお答えしますよ!
- ドイツ年間ゲーム大賞って何?
- なんでこの賞をとったゲームがオススメなの?
- 具体的におすすめなゲームを教えてほしい!
順番に解説していきますので、是非、ゆっくり見てくださいね。
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はじめに ~ドイツ年間ゲーム大賞って何!?~
まず、ドイツ年間ゲーム大賞とは、ボードゲーム大国であるドイツで選ばれているボードゲーム界で最も権威のある賞です。
一般人を対象とした「大賞」、ボードゲーム経験者向けの「エキスパート部門 大賞」、子どもを対象とした「キッズ部門 大賞」の3部門から構成されています。
それぞれの賞のロゴの色形から、大賞を「赤ポーン」、エキスパート部門を「黒ポーン」、キッズ部門を「青ポーン」と呼んだりもします。
いずれの部門でも、完成度の高いゲームに送られるため、キッズ部門の大賞(青ポーン)は、子どもが遊ぶのに適したお墨付きのゲームということです。
ここまで分かったら、具体的にどんなゲームが受賞しているのか? が気になりますよね。
ここからは、2010年代(2010年~2019年)のドイツ年間ゲーム大賞 キッズ部門の大賞(青ポーン)受賞作を順番に紹介していきます。
子どもの年齢によっても、楽しめるボードゲームが変わるので、1つ1つ参考にしてみてください。
2019年 バイキングの谷 (Tal der Wikinger)
- バイキングの谷は、ボーリングの要領で、玉を転がして、倒れたコマの色のチップを動かすことで、コインを集めるアクションゲームです。
- 各プレイヤーが自分が動かしたいチップの色のコマを、倒しやすい位置に配置し、狙い通り倒すことが鍵となります。
- 手で玉を転がすという「アクション」により、子どもの興味を引くゲームです。
- 人数:2-4人
- プレイ時間:15-20分
- ルール難易度:簡単
- 対象年齢:6歳~
2018年 きらめく財宝(Funkelschatz)/ドラゴンズブレス(Dragon's Breath)
- リングを筒状に積み上げて作った塔を順番に崩し、落ちてくる宝石の色を予想して集めるゲームです。
- 各プレイヤーは、たくさん落ちる宝石を予想し、順にリングを取り外して、宝石を落としていきます。
- 相手の予想した色をなるべく落とさないようにリングを取り外すといった戦術もOKで、子どもに、目的と手段という概念を教えることができます。
- 人数:2-4人
- プレイ時間:15-20分
- ルール難易度:簡単
- 対象年齢:5歳~
2017年 アイスクール(ICECOOL)
- アイスクールは、おはじきのようにペンギンコマを指で弾いて行う鬼ごっこゲームです。
- 各プレイヤーは、デコピンの要領でペンギンを操作し、箱でできた学校内を移動します。
- 移動中、決められた箇所を通ると魚トークン(=勝利点)がもらえ、最終的にはその点数で競います。
- 意外と指で弾くのが難しく、大人でも盛り上がれるゲームです。
- 人数:2-4人
- プレイ時間:30分
- ルール難易度:簡単
- 対象年齢:6歳~
2016年 ストーンエイジジュニア(Stone Age Junior)
- ストーンエイジジュニアは、石器時代の子どもとなり、資材を集め、一番最初に3件の小屋を建てることを目指すゲームです。
- 「ストーンエイジ」というワーカープレイスメントゲームの子ども版です。本家ストーンエイジでは、欲しい資材の箇所に人員を配置し、サイコロの出目で資材を集めましたが、ストーンエイジジュニアでは、裏返されたタイルで決めるという形に簡略化されています。
- 適度に簡略されており、子どもでも、目的のために必要な資材を理解し、合理的な選択を行うという、本質にふれることのできる名ゲームです。
- 人数:2-4人
- プレイ時間:15分
- ルール難易度:簡単
- 対象年齢:5歳~
2015年 スピンデレラ(Spinderella)
- スピンデレラは、サイコロの目に従って自分のアリをスタートからゴールに移動させるすごろくゲームです。
- 上下二段のボードで構成されており、下段にはプレイヤーのアリが競争をしており、上段では2匹のクモが動き回っています。
- 二段構造のギミックにより、上段の2匹のクモが近づいた時、下段にクモが降りてきて、アリを捕まえる仕組みになっており、相手の妨害をすることができるのが面白いところです。
- ギミックの完成度が高く、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞するもの納得の逸品です。
- 人数:2-4人
- プレイ時間:15-20分
- ルール難易度:簡単
- 対象年齢:6歳~
2014年 おばけ屋敷の宝石ハンター(Geister, Geister, Schatzsuchmeister!)
- おばけ屋敷の宝石ハンターは、おばけが住みつく屋敷を舞台に、サイコロを振って宝石を集めるすごろく系のゲームです。
- 各プレイヤーは協力して、8つの宝石を集め、おばけ屋敷から脱出するのが目的です。
- おばけと遭遇した場合、サイコロでおばけ退治を行いますが、それが意外と難しい。そして、おばけは、ゲームを進めるにつれて、どんどん出現してきます。増殖するおばけ、時間がない中での宝石集め、とスリルが味わえるゲームです。
- 人数:2-4人
- プレイ時間:30分
- ルール難易度:簡単
- 対象年齢:8歳~
2013年 お姫様を助けるのは誰だ(Der verzauberte Turm)
- 「お姫様を助けるのは誰だ」は、囚われたお姫様を助けるため、牢屋の鍵を見つけ出す、すごろく系のゲームです。
- ゲームは、鍵を隠した魔法使い(1人)と、勇者(その他全員)に分かれてチーム戦で行います。
- 鍵のありかを知っている魔法使いのほうが、早く見つけられそうに思えますが、魔法使いは、ハンデとして、遠くからスタートしなければなりません。
- 魔法使いは、フェイントで勇者を欺いて時間を稼ぐ、勇者は、魔法使いの動きから鍵のありかを見つけ出す、そんな心理戦が楽しいゲームです。
- 人数:2-4人
- プレイ時間:20分
- ルール難易度:簡単
- 対象年齢:5歳~
2012年 フビを捕まえろ(Schnappt Hubi!)
- 「フビを捕まえろ」は、プレイヤーで協力して、幽霊屋敷を探索し、おばけのフビを捕まえるゲームです。
- プレイヤーは、うさぎやネズミを操って、制限時間内に、4×4マスの幽霊屋敷の中からフビを探し出しますが、幽霊屋敷には、ネズミしか通れない穴や、うさぎしか乗り越えられない壁があり、プレイヤーのチームワークが必要です。
- ゲームの進行は、なんと、機械による音声! 残念ながら、ドイツ語なのでそのまま遊ぶには少し難しいです。(初心者の方にはあまりおすすめできません)
- 人数:2-4人
- プレイ時間:30分
- ルール難易度:簡単
- 対象年齢:5歳~
2011年 カラフルミミズ(Da ist der Wurm drin)
- 「カラフルミミズ」は、ミミズのレースゲームです。色が書かれたサイコロを振り、出た色の長さだけミミズが伸びていきます。
- ゲームとしては、数字が色に置き換わったすごろくゲームなのですが、これは、数字を理解していない小さな子どもでも楽しめるといった特徴があります。
- レースの途中で、その時点での1位のミミズを予想して、当たると、自分のミミズを進められるルールがあり、子どもが楽しめる工夫が見られます。
- 人数:2-4人
- プレイ時間:15-20分
- ルール難易度:簡単
- 対象年齢:4歳~
2010年 ドラゴン・ディエゴ (Diego Drachenzahn)
- 「ドラゴン・ディエゴ」は、ドラゴンとなって、的を狙って火の弾(ビー玉)を転がして、周りの人はドラゴンがどの的を狙ったのかを予想して点数を稼ぐゲームです。
- ドラゴン役はうまく狙った的に入れば点数がもらえますが、意外と思い通り転がりません。周りの人は、ビー玉の軌道から的を予想しますが、ドラゴン役がフェイクを入れているかもしれません。このように上手くバランスの取れたゲームです。
- 転がす側も、予想する側も楽しめ、子どもが飽きない工夫の施されたゲームです。
- 人数:2-4人
- プレイ時間:20分
- ルール難易度:簡単
- 対象年齢:5歳~
まとめ
いかがだったでしょうか? 面白そうなゲームが見つかりましたか?
今回の記事では、外さない子ども向けボードゲーム、ドイツ年間ゲーム大賞 キッズ部門の大賞受賞作(2010年代)をご紹介しました。
子どもが楽しめるボードゲーム選びの参考になれば幸いです。
小さいうちからボードゲームに触れることで、将来ボードゲーム好きになるといいですね!
1日わずか、78円。おもちゃが期限なしで使い放題【キッズ・ラボラトリー】
子どもが大きくなってきたら、初心者でも楽しめるドイツ年間ゲーム大賞(赤ポーン)受賞作もおすすめです。
ちなみに、ドイツ年間ゲーム大賞 エキスパート部門(黒ポーン)はこんなゲームが受賞しています。