ボードゲームギーク(BGG)が主催する2019年 第14回ゴールデンギーク賞の受賞作が発表されました。
ゴールデンギーク賞は、ゲーム・オブ・ザ・イヤーとはじめ、2人用ゲーム部門、カードゲーム部門など全16の部門で構成されています。
今回は、ゲーム・オブ・ザ・イヤーを始めとする全16部門の大賞受賞作を紹介します。
また、準大賞に相当する次点の2作品も部門ごとに掲載します。
では、2019年のゴールデンギーク賞の受賞作品を見ていきましょう。
2019年ゴールデンギーク賞 ゲーム・オブ・ザ・イヤーの候補作品はこちらから確認できます。
fa-arrow-circle-right関連記事2019年 ゴールデンギーク賞 ゲームオブザイヤーの候補 全15作品
また、歴代のゴールデンギーク賞の受賞作はこちらにまとめています。
fa-arrow-circle-right関連記事【歴代】ゴールデンギーク賞の一覧まとめ(BoardGameGeek Golden Geek Award)
2019年 ゴールデンギーク賞 全16部門 受賞作品一覧
部門 | タイトル | デザイナー | |
大賞(ゲーム・オブ・ザ・イヤー) | ウイングスパン(Wingspan) | エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | |
2人ゲーム | ウォーターゲート(Watergate) | マティアス・クラマー(Matthias Cramer) | |
アート&プレゼンテーション | ウイングスパン(Wingspan) | エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | |
カードゲーム | ウイングスパン(Wingspan) | エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | |
協力ゲーム | The Crew: The Quest for Planet Nine | トーマス・シング(Thomas Sing) | |
拡張 | ウイングスパン:ヨーロッパ拡張(Wingspan: European Expansion) | エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | |
ファミリーゲーム | ウイングスパン(Wingspan) | エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | |
イノベーティブ | ウイングスパン(Wingspan) | エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | |
パーティーゲーム | ウェーブ・レングス(Wavelength) | アレックスハーグ(Alex Hague), ジャスティンビッカース(Justin Vickers), ヴォルフガング・ウォルーシュ(Wolfgang Warsch) | |
プリント&プレイ | タイニー・フォーミングマーズ(TINYforming Mars) | マイケル・ベビラクア(Michael Bevilacqua) | |
ソロゲーム | ウイングスパン(Wingspan) | エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | |
ストラテジーゲーム | ウイングスパン(Wingspan) | エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | |
テーマチックゲーム | デューン(Dune) | ル・エベーレ(Bill Eberle), ジャック・キットリッジ(Jack Kittredge), ピーター・オロトカ(Peter Olotka) | |
ウォーゲーム | アンドーンテッド:ノルマンディー(Undaunted: Normandy) | トレヴァー・ベンジャミン(Trevor Benjamin), デビッド・トンプソン(David Thompson) | |
ポッドキャスト | Heavy Cardboard | - | |
アプリ | Through the Ages - New Leaders & Wonders | ヴラーダ・フヴァチル(Vlaada Chvátil) |
ゲーム・オブ・ザ・イヤー(Board Game of the Year)
では、最も注目すべきは、もちろんゲーム・オブ・ザ・イヤーです。
2019年のゲーム・オブ・ザ・イヤーには、ウイングスパンが選ばれました!
ウイングスパンは、ゲーム・オブ・ザ・イヤーを含め、全8部門での受賞となっています。
ウイングスパン(Wingspan)
2019年を代表する超人気ゲーム!
・愛鳥家となって、様々な野鳥を自分のもとに引き寄せるカードゲーム。
・実在する170種類もの鳥たちが、とても精巧に描かれており、美しいアートワークも魅力。
・人数:1~5人、プレイ時間:40~70分、ルール難易度:普通
「ウイングスパン」
鳥を集めて図鑑を作るエンジンビルド。
面白い!鳥さん可愛いと文句なし!
もう視覚的に楽しい。鳥を集めて能力使用してさらなるコンボと構築が楽しい。次第に充実するボードは満足感がある。カードは全種違うし、鳥の説明付きでまさにトリセツ!
納得の2019ボードゲーム大賞作! pic.twitter.com/ev6HrQAtRC— ジェネ (@kandenti2) January 26, 2020
おすすめポイント
・個人ボード、ダイス、ダイスタワーなどのコンポーネントも豪華で見た目も非常に良くテンションが上がる。
・1~5人まで何人でやっても面白い。本当に重宝する名作。
ウイングスパンの主な受賞歴は?
現在のところ、主なボードゲーム賞におけるウイングスパンの実績は以下の通りです。
- 2019年 ドイツ年間ゲーム大賞 エキスパートゲーム大賞
- 2019年 ドイツゲーム賞 1位
- 2019年 ゴールデンギーク賞 ゲーム・オブ・ザ・イヤー(+その他7部門)
ウィングスパンは2019年の「ドイツ年間ゲーム大賞 エキスパートゲーム大賞」と「ドイツゲーム賞」をダブル受賞しています。
「ドイツ年間ゲーム大賞」と「ドイツゲーム賞」は、どちらもとても世界的に名高い重要な賞なので覚えておくと良いでしょう。
fa-arrow-circle-right関連記事ドイツ年間ゲーム大賞とは?歴代の受賞作一覧とともに解説!
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fa-arrow-circle-right関連記事【歴代】ドイツゲーム賞の一覧まとめ(Deutscher Spielepreis)
そして今回、ゴールデンギーク賞でも素晴らしい実績を残しました。
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世界のボードゲーム賞に関しては、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみて下さい。
fa-arrow-circle-right関連記事【世界のボードゲーム賞】どんな種類の賞があるの?
ウイングスパンの拡張は?
ウイングスパンには、現在のところ「ヨーロッパ拡張」が販売されています。
ヨーロッパ拡張とは、ヨーロッパに生息する鳥たちを追加する拡張です。
New!
ウイングスパン拡張:欧州の翼(通称ヨーロッパ拡張)の日本語版が発表されました。6月25日発売です。
主にヨーロッパに生息する鳥類が新たに81枚追加になります。
「スズメ」や「カッコウ」など日本でも見られる鳥もいるので、注目です。
また、鳥カードに加え、ボーナスカード、ラウンド得点タイルも追加されました。
ウイングスパン:ヨーロッパ拡張。初プレイ。たくさん増えたユーラシア大陸(欧州のみならず!)に生息する鳥たちのカードと、ボーナスカード、ラウンド得点タイルが増加。新しく増えた「青いカード」は各ラウンド終了時に起動出来るんだけど、初めてプレイされたのは4ラウンド目。拡張とは… pic.twitter.com/3lSH7w7aH9
— うぃりあむ(William) (@william_vets) December 27, 2019
2020年6月に日本語版が発売予定となっているので、楽しみですね。
ちなみに、このヨーロッパ拡張に関しても、今回のゴールデンギーク賞 拡張部門で大賞を取っていますよ。
ウイングスパンのデザイナーは?
ウイングスパンのデザイナーは、「エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave)」氏です。
エリザベス・ハグレイブ氏は、ウイングスパンの他にも、タジーマジー(Tussie Mussie)やマリポーサ(Mariposas)といったゲームを手掛けています。
原題:Wingspan | 作者:エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | 発売年:2019年 |
人数:1人~5人 | fa-clock-o時間:40分~70分 | fa-user-plus年齢:10歳~ |
次点の2作品
次点には、パラディンズ・オブ・ザ・ウェスト・キングダム(Paladins of the West Kingdom)とタペストリー(Tapestry)が選ばれました。
パラディンズ・オブ・ザ・ウェスト・キングダムは、西フランク王国の建築家の続編です。
また、タペストリーは、それぞれの文明を発達させるゲームです。
アートワークもきれいで人気があり、アート&プレゼンテーション部門でも次点に選ばれています。
タイトル | デザイナー | |
西フランク王国の聖騎士(Paladins of the West Kingdom) | シェム・フィリップス(Shem Phillips), SJマクドナルド(S J Macdonald) | |
タペストリー(Tapestry) | ジェイミー・ステグマイアー(Jamey Stegmaier) |
2人ゲーム部門(2-Player Game)
ウォーターゲート(Watergate)
ウォーターゲート(Watergate)は、アメリカの政治スキャンダル「ウォーターゲート事件」をテーマに、ニクソン陣営とジャーナリスト陣営で戦う2人用ゲームです。
カードをイベントとして使うか、捨てて別の行動をするか、という「カードドリブン」というシステムを採用しています。
『Watergate』
アメリカの元大統領ニクソン氏によるウォーターゲート事件がテーマの2人専用ゲーム。
ジャーナリスト側とニクソン側に分かれて戦う非対称ゲームとなっている。
手番ではカードを1枚プレイ。カード効果などを駆使して証拠を取り合う。 pic.twitter.com/WLLxcdQjze— ニコ (@ikoan_kfa) February 21, 2020
原題:Watergate | 作者:マティアス・クラマー(Matthias Cramer) | 発売年:2019年 |
人数:2人 | fa-clock-o時間:30分~60分 | fa-user-plus年齢:12歳~ |
次点の2作品
次点には、アンドーンテッド:ノルマンディー(Undaunted: Normandy)とブリッツクリーグ(Blitzkrieg!: World War Two in 20 Minutes)が選ばれました。
アンドーンテッド:ノルマンディー(Undaunted: Normandy)はウォーゲーム部門で大賞をとっています。
Blitzkrieg!: World War Two in 20 Minutesは、第二次世界大戦を20分で再現した1~2人用の戦争ゲームです。
タイトル | デザイナー | |
アンドーンテッド:ノルマンディー(Undaunted: Normandy) | トレヴァー・ベンジャミン(Trevor Benjamin), デビッド・トンプソン(David Thompson) | |
Blitzkrieg!: World War Two in 20 Minutes | パオロ・モリ(Paolo Mori) |
アート&プレゼンテーション部門(Artwork Presentation)
ウイングスパン(Wingspan)
ウイングスパンが、アート&プレゼンテーション部門でも受賞しました。
こちらをクリックすると大賞の箇所へジャンプして確認できます。
原題:Wingspan | 作者:エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | 発売年:2019年 |
人数:1人~5人 | fa-clock-o時間:40分~70分 | fa-user-plus年齢:10歳~ |
次点の2作品
PARKSとタペストリー(Tapestry)が次点に選ばれています。
PARKSは「米国国立公園」をテーマにしたボードゲームです。
45の国立公園のユニークなイラストが美しいのが特徴です。
タペストリーは、惜しくも、アート&プレゼンテーション部門でも次点でした。
タイトル | デザイナー | |
PARKS | ヘンリー・オーデュボン(Henry Audubon) | |
タペストリー(Tapestry) | ジェイミー・ステグマイアー(Jamey Stegmaier) |
カードゲーム部門(Card Game)
ウイングスパン(Wingspan)
カードゲーム部門でも受賞しています。
こちらをクリックすると大賞の箇所へジャンプして確認できます。
原題:Wingspan | 作者:エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | 発売年:2019年 |
人数:1人~5人 | fa-clock-o時間:40分~70分 | fa-user-plus年齢:10歳~ |
次点の2作品
ザ・クルー:第9惑星への旅とマーベルチャンピオンズ:カードゲームが次点に選ばれています。
ザ・クルー:第9惑星への旅は協力ゲームの大賞も受賞しています。
マーベルチャンピオンズ:カードゲームは、ゲーム・オブ・ザ・イヤーにもノミネートしていましたが、カードゲーム部門で次点に選ばれました。
タイトル | デザイナー | |
ザ・クルー:第9惑星への旅(The Crew: The Quest for Planet Nine) | トーマス・シング(Thomas Sing) | |
マーベルチャンピオンズ:カードゲーム(Marvel Champions: The Card Game) | マイケル・ボッグス(Michael Boggs), ネイト・フレンチ(Nate French), カレブ・グレイス(Caleb Grace) |
協力ゲーム部門(Cooperative Game)
ザ・クルー:第9惑星への旅(The Crew: The Quest for Planet Nine)
ザ・クルーは、宇宙船の乗組員がテーマの協力型のカードゲームです。
コミュニケーションが取れない環境で、意思疎通を試みて、協力しながらミッションのクリアを目指します。
2019年のエッセンシュピールで話題となった作品です。
【新作情報】GP様から『ザ・クルー 第9惑星の探索』(3~5人/20分)が入荷しました。ザ・クルーは、プレイヤーが宇宙船の乗組員となって、みんなで協力しながらミッションのクリアを目指すカードゲームです。ミッションは50もあるので一回遊んで終わりではありません。 pic.twitter.com/KTvcC7Le7I
— イエローサブマリン秋葉原RPGショップ (@YS_RPGSHOP) April 18, 2020
原題:The Crew: The Quest for Planet Nine | 作者:トーマス・シング(Thomas Sing) | 発売年:2019年 |
人数:2人~5人 | fa-clock-o時間:20分前後 | fa-user-plus年齢:10歳~ |
次点の2作品
マーベルチャンピオンズ:カードゲームとロード・オブ・ザ・リング:ジャーニー・イン・ザ・ミドルアースが選ばれました。
マーベルチャンピオンズ:カードゲームは、マーベルのキャラクターたちが登場するデッキ構築系の協力ゲームです。
スパイダーマン、アイアンマン、シーハルク、ブラックパンサー、キャプテンマーベルで協力して、ヴィランのライノ、クロウ、ウルトロンを倒します。
ロード・オブ・ザ・リング:ジャーニー・イン・ザ・ミドルアースは、1~5人で遊ぶ協力ゲームです。
スキルを利用して、クエストクリアしていきます。
タイトル | デザイナー | |
マーベルチャンピオンズ:カードゲーム(Marvel Champions: The Card Game) | マイケル・ボッグス(Michael Boggs), ネイト・フレンチ(Nate French), カレブ・グレイス(Caleb Grace) | |
ロード・オブ・ザ・リング:ジャーニー・イン・ザ・ミドルアース(The Lord of the Rings: Journeys in Middle-earth) | ネイサン・I.ハジェク(Nathan I. Hajek), グレース・ホールディングハウス(Grace Holdinghaus) |
拡張部門(Expansion)
こちらをクリックすると大賞の箇所へジャンプして確認できます。
原題:Wingspan: European Expansion | 作者:エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | 発売年:2019年 |
人数:1人~5人 | fa-clock-o時間:40分~70分 | fa-user-plus年齢:10歳~ |
次点の2作品
拡張部門の次点には、クアックサルバー:薬草使いの魔女たちとテラフォーミングマーズ:動乱が選ばれています。
クアックサルバー:薬草使いの魔女たちは、2018年のドイツ年間ゲーム大賞 エキスパートゲーム大賞を受賞した「クアックサルバー」の拡張です。
5人で遊べるようになった他、新しい材料が増えています。
テラフォーミング・マーズ:動乱は2017年にドイツゲーム賞で1位に輝いたテラフォーミング・マーズの5番目の拡張です。
世界政府が火星開発に介入する物語となっています。
どちらも人気ゲームの拡張なので、要チェックです。
タイトル | デザイナー | |
クアックサルバー:薬草使いの魔女たち(The Quacks of Quedlinburg: The Herb Witches) | ヴォルフガング・ウォルーシュ(Wolfgang Warsch) | |
テラフォーミングマーズ:動乱(Terraforming Mars: Turmoil) | ジェイコブ・フリゼリウス(Jacob Fryxelius) |
ファミリーゲーム部門(Family Game)
ウイングスパン(Wingspan)
ファミリーゲーム部門もウイングスパンが受賞です。
こちらをクリックすると大賞の箇所へジャンプして確認できます。
原題:Wingspan | 作者:エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | 発売年:2019年 |
人数:1人~5人 | fa-clock-o時間:40分~70分 | fa-user-plus年齢:10歳~ |
次点2作品
次点には、アズール:サマーパビリオン(Azul: Summer Pavilion)とタイニー・タウン(Tiny Towns)が選ばれました。
アズール:サマーパビリオンは、2018年にドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞 1位を獲得したアズールのシリーズ三作目です。
タイニー・タウンは、1~6人で遊べる小さなまちづくりのゲームです。
どちらもシンプルなルールなので、家族やボードゲーム初心者でも楽しめるゲームとなっています。
タイトル | デザイナー | |
アズール:サマーパビリオン(Azul: Summer Pavilion) | ミヒャエル・キースリング(Michael Kiesling) | |
タイニー・タウン(Tiny Towns) | ピーター・マクファーソン(Peter McPherson) |
イノベーティブ部門(Innovative)
ウイングスパン(Wingspan)
イノベーティブ部門もウイングスパンが受賞しました。
こちらをクリックすると大賞の箇所へジャンプして確認できます。
原題:Wingspan | 作者:エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | 発売年:2019年 |
人数:1人~5人 | fa-clock-o時間:40分~70分 | fa-user-plus年齢:10歳~ |
次点2作品
ザ・クルー:第9惑星への旅とウェーブ・レングスが選ばれています。
どちらも複数部門でのノミネートです。
タイトル | デザイナー | |
ザ・クルー:第9惑星への旅(The Crew: The Quest for Planet Nine) | トーマス・シング(Thomas Sing) | |
ウェーブ・レングス(Wavelength) | アレックスハーグ(Alex Hague), ジャスティンビッカース(Justin Vickers), ヴォルフガング・ウォルーシュ(Wolfgang Warsch) |
パーティゲーム部門(Party Game)
ウェーブ・レングス(Wavelength)
ウェーブ・レングス(Wavelength)は、以心伝心を競うパーティゲームです。
同じチームの人がお題のカードに沿ったヒントを出して、仲間がうまい具合に目盛りを合わせたら点が入ります。
wavelength
ウォルーシュの以心伝心パーティゲーム
チームで超能力者1人と多数に分かれ1人は機械の蓋を開けポイントを確認して蓋を閉める、そしてお題のヒントを与える
残りの人達は相談しながらカーソルを合わせ、決まったら蓋を開け答え合わせ
面白かった☆
カエルは弱いんだよ!
映研は人気ないよ! pic.twitter.com/PE7umb6MDu— ハッチ (@HatchJAMproject) March 22, 2020
デザイナーの1人は、クアックサルバーやティーフェンタールの酒場の作家「ヴォルフガング・ウォルーシュ」氏です。
fa-arrow-circle-right関連記事天才ゲームデザイナー「ヴォルフガング・ウォルーシュ」の代表作
原題:Wavelength | 作者:アレックスハーグ(Alex Hague), ジャスティンビッカース(Justin Vickers), ヴォルフガング・ウォルーシュ(Wolfgang Warsch) | 発売年:2019年 |
人数:2人~20人 | fa-clock-o時間:30分~45分 | fa-user-plus年齢:13歳~ |
次点の2作品
Letter Jamとメン・アット・ワークが選ばれました。
メン・アット・ワークはすでに日本語版が発売されていますよ。
タイトル | デザイナー | |
Letter Jam | オンドラ・スコピー(Ondra Skoupý) | |
Men at Work | リタ・モデル(Rita Modl) |
プリント&プレイ部門(Print Play)
タイニー・フォーミングマーズ(TINYforming Mars)
タイニー・フォーミングマーズはテラフォーミングマーズの簡易版です。
BGGで無料公開されています。
内容としては、気温を上げ、緑化を進め、火星に海と都市を作るゲームです。
Tinyforming Marsをソロモードでルール確認しつつプレイ!
ギリギリ最終ラウンドでクリア☆
山札構成最悪と思いつつ進めてみたら、拡大再生産によりなんだかうまくいってしまった!
ちょっと対戦が楽しみになった!!
PnPというのもなかなか良いものだと思えたし、拡張も追加してみたくなった♪ pic.twitter.com/3x39h2dXYN— DEI-9999(上カルビ級天使) (@deianubis) July 16, 2019
原題:TINYforming Mars | 作者:マイケル・ベビラクア(Michael Bevilacqua) | 発売年:2019年 |
人数:1人~2人 | fa-clock-o時間:30分~45分 | fa-user-plus年齢:10歳~ |
次点2作品
次点には、「Under Falling Skies: A 9-Card Print-and-Play Game」と「Roll Estate」が選ばれました。
タイトル | デザイナー | |
Under Falling Skies: A 9-Card Print-and-Play Game | - | トマス・ウリル(Tomas Uhlir) |
Roll Estate | - | Chris Michaud |
ソロゲーム部門(Solo Game)
ウイングスパン(Wingspan)
ソロゲーム部門もウイングスパンが受賞しました。
こちらをクリックすると大賞の箇所へジャンプして確認できます。
原題:Wingspan | 作者:エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | 発売年:2019年 |
人数:1人~5人 | fa-clock-o時間:40分~70分 | fa-user-plus年齢:10歳~ |
次点2作品
次点には、マーベルチャンピオンズ:カードゲームと、Twice As Cleverが選ばれました。
タイトル | デザイナー | |
マーベルチャンピオンズ:カードゲーム(Marvel Champions: The Card Game) | マイケル・ボッグス(Michael Boggs), ネイト・フレンチ(Nate French), カレブ・グレイス(Caleb Grace) | |
Twice As Clever | ヴォルフガング・ウォルーシュ(Wolfgang Warsch) |
ストラテジーゲーム部門(Strategy Game)
ウイングスパン(Wingspan)
ストラテジーゲーム部門もウイングスパンが受賞しました。
こちらをクリックすると大賞の箇所へジャンプして確認できます。
原題:Wingspan | 作者:エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | 発売年:2019年 |
人数:1人~5人 | fa-clock-o時間:40分~70分 | fa-user-plus年齢:10歳~ |
次点2作品
次点には、マラカイボとパラディンズ・オブ・ザ・ウェスト・キングダムが選ばれました。
どちらも、ゲーム・オブ・ザ・イヤーの候補に選ばれていた作品です。
マラカイボ(Maracaibo)は、ブルームサービス、アイルオブスカイなどを手掛けた「アレクサンダー・フィスター(Alexander Pfister)」氏による陣取りゲームです。
タイトル | デザイナー | |
マラカイボ(Maracaibo) | アレクサンダー・フィスター(Alexander Pfister) | |
西フランク王国の聖騎士(Paladins of the West Kingdom) | シェム・フィリップス(Shem Phillips), SJマクドナルド(S J Macdonald) |
テーマチックゲーム部門(Thematic Game)
デューン(Dune)
DuneはSF映画「デューン砂の惑星」を舞台にしたボードゲームです。
かつて販売されていたタイトルが、2019年版として復活しました。
DUNEを始めて遊ばせていただきました。
同名の映画を元にしたボードゲームらしい。残念ながら映画は見たこと無いままプレイ。
プレイ時間がながそうと思いきや、あっという間に終わってビックリしました。 pic.twitter.com/150TMVhV7K— 紙軸綿棒 (@kamijikumenbou3) November 17, 2019
原題:Dune | 作者:ル・エベーレ(Bill Eberle), ジャック・キットリッジ(Jack Kittredge), ピーター・オロトカ(Peter Olotka) | 発売年:2019年 |
人数:2人~6人 | fa-clock-o時間:120分~180分 | fa-user-plus年齢:12歳~ |
次点の2作品
次点には、スターウォーズ:アウター・リムとロード・オブ・ザ・リング:ジャーニー・イン・ザ・ミドルアースが選ばれています。
タイトル | デザイナー | |
スターウォーズ:アウター・リム(Star Wars: Outer Rim) | コリー・コニエツカ(Corey Konieczka), トニー・ファンチ(Tony Fanchi) | |
ロード・オブ・ザ・リング:ジャーニー・イン・ザ・ミドルアース(The Lord of the Rings: Journeys in Middle-earth) | ネイサン・I.ハジェク(Nathan I. Hajek), グレース・ホールディングハウス(Grace Holdinghaus) |
ウォーゲーム部門(Wargame)
アンドーンテッド:ノルマンディー(Undaunted: Normandy)
アンドーンテッド:ノルマンディー(Undaunted: Normandy)は、アメリカ軍とドイツ軍で戦う2人用ゲームです。
タイトルから分かるように、「ノルマンディ上陸作戦」がテーマとなっています。
デッキ構築の要素が入った戦争ゲームです。
Undaunted: Normandy
米vs独で相手より先に陣地を取る2人用デッキビルド&将棋!手札全部使い切りなのでどう使うか毎回悩むけど、選択肢の幅がちょうど良くてすごく心地良く遊べる!映画1917観た後なので戦地に出向いたかのような臨場感だった。隊長、霧で前が見えません!ではA班待機だ!イエスサー! pic.twitter.com/DIz3abKnAY
— hiro@ボドゲイム (@bodogeimu) January 18, 2020
原題:アンドーンテッド:ノルマンディー(Undaunted: Normandy) | 作者:トレヴァー・ベンジャミン(Trevor Benjamin), デビッド・トンプソン(David Thompson) | 発売年:2019年 |
人数:2人 | fa-clock-o時間:45分~60分 | fa-user-plus年齢:14歳~ |
次点の2作品
ユーボートとブリッツクリーグが選ばれました。
ユーボートは、ドイツの潜水艦「Unterseeboot」をテーマにしたボードゲームです。
なんと模型のUボートを使ってプレイするという驚きのゲームとなっています。
タイトル | デザイナー | |
ユーボート(UBOOT: The Board Game) | バルトス・プルタ(Bartosz Pluta)アルトゥル・サルワウスキー(Artur Salwarowski) | |
Blitzkrieg!: World War Two in 20 Minutes | パオロ・モリ(Paolo Mori) |
ベストポッドキャスト部門(Best Podcast)
この部門は、ボードゲーム自体ではなく、ポッドキャストに対して贈られる賞です。
大賞は、「Heavy Cardboard」が受賞しました。
次点には、「So Very Wrong About Games」と「The No Pun Included Podcast」が選ばれています。
アプリ部門(Best Board Game App)
スルー・ジ・エイジズ:ニュー・リーダーズ・アンド・ワンダーズ(Through the Ages - New Leaders & Wonders)
スルー・ジ・エイジズ:ニュー・リーダーズ・アンド・ワンダーズが大賞を受賞しました。
こちらは、「スルー・ジ・エイジズ - 新たなる文明の物語」の拡張セットのアプリ版です。
As promised, the first sneak peek of the new Through the Ages expansion from @czechgames New Leaders! New Wonders! Please share. Stay tuned for more. pic.twitter.com/W3ZuMhhx3O
— Gaming Rules! (@GamingRulesVids) October 10, 2018
原題:Through the Ages: New Leaders and Wonders | 作者:ヴラーダ・フヴァチル(Vlaada Chvátil) | 発売年:2019年 |
人数:2人~4人 | fa-clock-o時間:120分 | fa-user-plus年齢:10歳~ |
次点の2作品
次点には、北海の侵略者(Raiders of the North Sea)とTwice As Cleverが選ばれています。
北海の侵略者は、2017年のドイツ年間ゲーム大賞 エキスパートゲーム部門にノミネートしたワーカープレイスメントゲームです。
「Twice As Clever」は2018年にドイツ年間ゲーム大賞 エキスパートゲーム大賞にノミネートした「ガンツ・シェーン・クレバー」の続編です。
デザイナーは、ヴォルフガング・ウォルーシュ(Wolfgang Warsch)です。
fa-arrow-circle-right関連記事天才ゲームデザイナー「ヴォルフガング・ウォルーシュ」の代表作
タイトル | デザイナー | |
北海の侵略者(Raiders of the North Sea) | シェム・フィリップス(Shem Phillips) | |
Twice As Clever | ヴォルフガング・ウォルーシュ(Wolfgang Warsch) |
2019年 ゴールデンギーク賞 受賞作まとめ
今回は2019年のゴールデンギーク賞の受賞作を部門別で紹介しました。
2019年はウイングスパンが全8部門で受賞しましたね。
次点には、注目すべきゲームが沢山登場していましたので、是非チェックしてみてくださいね。
- ゲーム・オブ・ザ・イヤー:ウイングスパン
- 2人ゲーム部門:ウォーターゲート
- アート&プレゼンテーション部門:ウイングスパン
- カードゲーム部門:ウイングスパン
- 協力ゲーム部門:ザ・クルー:第9惑星への旅
- 拡張部門:ウイングスパン:ヨーロッパ拡張
- ファミリーゲーム部門:ウイングスパン
- イノベーティブ部門:ウイングスパン
- パーティゲーム部門:ウェーブ・レングス
- プリント&プレイ部門:タイニー・フォーミングマーズ
- ソロゲーム部門:ウイングスパン
- ストラテジーゲーム部門:ウイングスパン
- テーマチックゲーム部門:デューン
- ウォーゲーム部門:アンドーンテッド:ノルマンディー
- ベストポッドキャスト部門:Heavy Cardboard
- アプリ部門:スルー・ジ・エイジズ:ニュー・リーダーズ・アンド・ワンダーズ