ドイツ年間ゲーム大賞を知っていますか?
ドイツ年間ゲーム大賞は世界で一番注目されているボードゲームの賞といっても過言ではありません。
この記事では、ドイツ年間ゲーム大賞をあまり知らない方に向けて、
- 「ドイツ年間ゲーム大賞」とはどんな賞なのか?
- 歴代の受賞作
を紹介します。
前半部では、ドイツ年間ゲーム大賞がどんな賞なのかを解説します。
後半部では、実際に受賞したボードゲームを一覧で紹介します。
いきなり、受賞作一覧を見てみたい方は、こちらからジャンプできますのでどうぞ。
たくさんあるボードゲームの賞の中でも最初に覚えてチェックすべき賞なので、よく読んでボードゲーム選びの参考にしていただければと思います!
ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)とは?
世界で一番注目されているボードゲーム大賞
ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)は、ドイツの選考委員会によって毎年選ばれるボードゲームの賞です。
ボードゲームの賞は世界各国にたくさんありますが、「世界で最も注目されているボードゲームの賞」と言っても過言ではありません。
ちなみに、似た名前に「ドイツゲーム賞」という賞がありますが、こちらは一般投票によって選ばれる賞であり、「ドイツ年間ゲーム大賞」とは別物です。
fa-arrow-circle-right関連記事【世界のボードゲーム賞】どんな種類の賞があるの?
ドイツ年間ゲーム大賞の歴史は古く、1979年から始まりました。
ボードゲーム賞の起源とも言えるこの賞は、現在、数あるボードゲームの賞の中でも、最も権威のある賞でもあります。
大賞の選考理由などは明示されませんが、基本的には、「誰でも楽しむことができる完成度の高いボードゲーム作品」に贈られます。
あまりマニアックなものやルールが複雑すぎるものは避けられる傾向にあります。
ドイツ年間ゲーム大賞を受賞したボードゲームの売上は飛躍的に向上することで知られており、全世界が注目しています。
是非あなたも、まずはドイツ年間ゲーム大賞をチェックするようにしましょう。
ドイツ年間ゲーム大賞は3部門制
ドイツ年間ゲーム大賞は2020年現在、「大賞」「キッズゲーム賞」「エキスパートゲーム賞」の3部門制となっています。
始まった当初は、「大賞」のみの1部門でしたが、2001年には子ども向けゲームを対象とした「キッズゲーム賞」が設立されました。
続いて、2011年からは経験者向けのゲームを対象とした「エキスパートゲーム賞」が設立され、現在の3部門制となりました。
【主な受賞作】
ドイツ年間ゲーム大賞:カタンの開拓者たち、カルカソンヌ、ドミニオン など
キッズゲーム大賞:ねことねずみの大レース、アイスクール など
エキスパート大賞:ウイングスパン、クアックサルバー、世界の七不思議 など
また、それぞれの賞は、そのロゴマークから、大賞:赤ポーン、キッズゲーム賞:青ポーン、エキスパート賞:黒ポーンとも呼ばれています。
発表スケジュールは?ノミネート作品ドイツ年間ゲーム大賞は3部門制
ドイツ年間ゲーム大賞は、毎年発表される年間の賞のため、概ねのスケジュールが決まっています。
だいたい以下のような感じです。
5月:ノミネート作品の発表(大賞、エキスパートゲーム大賞、キッズゲーム大賞)
6月:キッズゲーム大賞受賞作 発表
7月:ドイツ年間ゲーム大賞、エキスパート大賞 受賞作発表
毎年5月頃、各部門で3作品ずつノミネート作品が発表されます。
そして、6月~7月にその中から、大賞が選ばれます。
ノミネートしなかったけれど、ノミネートの候補に残った作品は「推薦リスト入り作品」として発表されます。
推薦リスト入り作品は、6~7作品程度であることが多いです。
大賞が優れた作品であることは言うまでもありませんが、ノミネート作品、推薦リスト入り作品も注目に値する作品が多数あります。
エントリーされるボードゲーム数が尋常ではないので、その中のTOP10と考えれば、その凄さがわかると思います。
歴代のドイツ年間ゲーム大賞 受賞作まとめ
では、ここからは、ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)の歴代受賞作を全て掲載します。
各部門で、一覧表にまとめています。
大賞(赤ポーン)、エキスパートゲーム賞(黒ポーン)、キッズゲーム賞(青ポーン)の順に掲載します。
作者をクリックすると、作者と代表作の紹介記事にリンクします。ボードゲーム選びの参考にしてみてください。
ドイツ年間ゲーム大賞 歴代受賞作(Spiel des Jahres)
年 | ドイツ年間ゲーム大賞(赤ポーン) | |
ゲーム名 | デザイナー(作者) | |
2020年 | 未定 | 未定 |
2019年
|
ルードビック・ルーディ(Ludovic Roudy)
ブルーノ・ソテール(Bruno Sautter) |
|
2018年 | ミヒャエル・キースリング(Michael Kiesling) | |
2017年 | ブルーノ・カタラ(Bruno Cathala) | |
2016年 | ヴラーダ・フヴァチル(Vlaada Chvátil) | |
2015年 | クリストフ・ランボー(Christophe Raimbault) | |
2014年 | シュテッフェン・ボーゲン(Steffen Bogen) | |
2013年 | 花火 (Hanabi) | アントワーヌ・ボウザ(Antoine Bauza) |
2012年 | ドナルド・ヴァッカリーノ(Donald X. Vaccarino) | |
2011年 | スーザン・マッキンレイ・ロス(Susan McKinley Ross) | |
2010年 | ジャン=ルイ・ルビラ(Jean-Louis Roubira) | |
2009年 | ドミニオン (Dominion) | ドナルド・ヴァッカリーノ(Donald X. Vaccarino) |
2008年 | ケルト (Keltis) | ライナー・クニツィア(Reiner Knizia) |
2007年 | ミヒャエル・シャハト(Michael Schacht) | |
2006年 | アンドレアス・ザイファルト(Andreas Seyfarth) | |
2005年 | トーマス・リーシング(Thomas Liesching) | |
2004年 | アラン・ムーン(Alan R. Moon) | |
2003年 | ディルク・ヘン(Dirk Henn) | |
2002年 | ビル・ペイン(Bill Payne) | |
2001年 | クラウス=ユルガン・レード(Klaus-Jürgen Wrede) | |
2000年 | トーレス (Torres) | ヴォルフガング・クラマー(Wolfgang Kramer) |
1999年 | ティカル (Tikal) | ヴォルフガング・クラマー(Wolfgang Kramer) |
1998年 | アラン・ムーン(Alan R. Moon) | |
1997年 | ヴェルナー・ホデル(Werner Hodel) | |
1996年 | エルグランデ (El Grande) | ヴォルフガング・クラマー(Wolfgang Kramer)
リチャード・ウルリッヒ(Richard Ulrich) |
1995年 | カタンの開拓者たち (Siedler von Catan) | クラウス・トイバー(Klaus Teuber) |
1994年 | アンドレアス・ザイファルト(Andreas Seyfarth) | |
1993年 | リチャード・ボーグ(Richard Borg) | |
1992年 |
ホーマスツアー (Um Reifenbreite) |
ロブ・ボンテンバル(Rob Bontenbal) |
1991年 | クラウス・トイバー(Klaus Teuber) | |
1990年 | 貴族のつとめ (Adel verpflichtet) | クラウス・トイバー(Klaus Teuber) |
1989年 | カフェインターナショナル (Cafe International) |
ルディ・ホフマン(Rudi Hoffman) |
1988年 | バルバロッサ (Barbarossa) | クラウス・トイバー(Klaus Teuber) |
1987年 | アウフアクセ (Auf Achse) | ヴォルフガング・クラマー(Wolfgang Kramer) |
1986年 | アンダーカバー (Heimlich & Co.) | ヴォルフガング・クラマー(Wolfgang Kramer) |
1985年 | アンソニー・ウルブル(Anthony Uruburu) | |
1984年 | デヴィッド・ワッツ(David Watts) | |
1983年 | スコットランドヤード (Scotland Yard) | マンフレッド・ブルグラーフ(Manfred Burggraf)
ドロシー・ガレル(Dorothy Garrels) ウルフ・フーマン(Wolf Hoermann) |
1982年 | ザーガランド (Sagaland) | ミチェル・マチョス(Michel Matschoss) |
1981年 | フォーカス (Focus) | シド・サクソン(Sid Sackson) |
1980年 | ラミーキューブ (Rummikub) | エフライム・ヘルツァノ(Ephraim Hertzano) |
1979年 | デヴィッド・パーレット(David Parlett) |
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ゲームの詳細はこちらで紹介!
- ドイツ年間ゲーム大賞(赤ポーン):全部知ってる?ドイツ年間ゲーム大賞受賞作を総ざらい!【2010年代】
ドイツ年間エキスパートゲーム賞 歴代受賞作(Kennerspiel des Jahres)
年 | エキスパートゲーム賞(黒ポーン) | |
ゲーム名 | デザイナー(作者) | |
2020年 | 未定 | 未定 |
2019年
|
エリザベス・ハグレイブ(Elizabeth Hargrave) | |
2018年 | ヴォルフガング・ヴァルシュ(Wolfgang Warsch) | |
2017年 | インカ・ブラント(Inka Brand) | |
2016年 | アンドレアス・ペリカン(Andreas Pelikan)
アレクサンダー・フィスター(Alexander Pfister) |
|
2015年 | アンドレアス・ペリカン(Andreas Pelikan)
アレクサンダー・フィスター(Alexander Pfister) |
|
2014年 | リュディガー・ドーン(Rüdiger Dorn) | |
2013年 | ミヒャエル・メンツェル(Michael Menzel) | |
2012年 | 村の人生(Village) |
インカ・ブラント(Inka Brand) |
2011年 | 世界の七不思議 (7 Wonders) | アントワーヌ・ボウザ(Antoine Bauza) |
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ゲームの詳細はこちらで紹介!
- エキスパート賞(黒ポーン):【ドイツ年間ゲーム大賞】歴代の「エキスパート部門」受賞作(黒ポーン)を一挙紹介!
ドイツ年間キッズゲーム大賞 歴代受賞作(Kinderspiel des Jahres)
年 | ドイツ年間ゲームキッズ大賞(青ポーン) | |
ゲーム名 | デザイナー名 | |
2020年 | 未定 | 未定 |
2019年
|
マリー・フォート(Marie Fort)
ウィルフリード・フォート(Wilfried Fort) |
|
2018年 | ギュンター・ブルクハルト(Günter Burkhardt)
レナ・ブルクハルト(Lena Burkhardt) |
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2017年 | アイス クール(ICECOOL) | ブライアン・ゴメス(Brian Gomez) |
2016年 | マルコ・トイブナー(Marco Teubner) | |
2015年 | スピンデレラ(Spinderella) | ロベルト・フラガ(Roberto Fraga) |
2014年 | ブライアン・ユー(Brian Yu) | |
2013年 | インカ・ブラント(Inka Brand) | |
2012年 | フビを捕まえろ(Schnappt Hubi!) | シュテッフェン・ボーゲン(Steffen Bogen) |
2011年 | カラフルミミズ(Da ist der Wurm drin) | カルメン・クライナート(Carmen Kleinert) |
2010年 | ドラゴン・ディエゴ (Diego Drachenzahn) | マンフレッド・ルートヴィヒ(Manfred Ludwig) |
2009年 | 魔法のラビリンス(Das magische Labyrinth) | ディルク・バウマン(Dirk Baumann) |
2008年 | 誰だったでしょう?(Wer war's?) | ライナー・クニツィア(Reiner Knizia) |
2007年 | やぎのベッポ(Beppo der Bock) |
アーサー・ドレッシャー(Arthur Drescher)
ピーター・シャッカート(Peter Schackert) クラウス・ツォッホ(Klaus Zoch) |
2006年 | グイド・ホフマン(Guido Hoffmann) | |
2005年 | 小さなオバケ(Das kleine Gespenst) | カイ・ハーファーカンプ(Kai Haferkamp) |
2004年 | ミシェル・シャネン(Michelle Schanen) | |
2003年 | ねことねずみの大レース(Viva Topo!) | マンフレッド・ルートヴィヒ(Manfred Ludwig) |
2002年 | おしゃれパーティ(Maskenball der Käfer) |
ペーターパオル・ヨーペン(Peter-Paul Joopen) |
2001年 | クロンダイク(Klondike) | シュテファニー・ローナー(Stefanie Rohner)
クリスチャン・ヴォルフ(Christian Wolf) |
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ゲームの詳細はこちらで紹介!
- キッズゲーム賞(青ポーン):パパママ必見!子供向けボードゲームなら「ドイツ年間ゲーム大賞 キッズ部門」がオススメ
ドイツ年間ゲーム大賞 歴代受賞作 まとめ
今回は、ドイツ年間ゲーム大賞とはどんな賞なのかを説明し、歴代の受賞作をまとめて掲載しました。
ドイツ年間ゲーム大賞は、世界で最も注目されているボードゲーム賞なので、まずはじめにチェックするのが良いでしょう。
掲載しているゲームの詳細が知りたい場合は、以下の記事が参考になりますので、チェックしてみてくださいね。
受賞作はこちらで紹介!
部門別
- ドイツ年間ゲーム大賞(赤ポーン):全部知ってる?ドイツ年間ゲーム大賞受賞作を総ざらい!【2010年代】
- エキスパート賞(黒ポーン):【ドイツ年間ゲーム大賞】歴代の「エキスパート部門」受賞作(黒ポーン)を一挙紹介!
- キッズゲーム賞(青ポーン):パパママ必見!子供向けボードゲームなら「ドイツ年間ゲーム大賞 キッズ部門」がオススメ
最新
最後に、各部門の大賞受賞作を年度別で掲載します。
おさらいにどうぞ。
年 | ドイツ年間ゲーム大賞(赤ポーン)
|
エキスパートゲーム大賞(黒ポーン)
|
キッズゲーム大賞(青ポーン)
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2020年 | 2020年7月20日発表予定
※ノミネート作品は結果詳細より |
2020年7月20日発表予定
※ノミネート作品は結果詳細より |
2020年6月15日発表予定
※ノミネート作品は結果詳細より |
21519年
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2018年 | |||
2017年 | アイス クール(ICECOOL) | ||
2016年 | |||
2015年 | スピンデレラ(Spinderella) | ||
2014年 | |||
2013年 | 花火 (Hanabi) | ||
2012年 | 村の人生(Village) |
フビを捕まえろ(Schnappt Hubi!) | |
2011年 | 世界の七不思議 (7 Wonders) | カラフルミミズ(Da ist der Wurm drin) | |
2010年 | ー | ドラゴン・ディエゴ (Diego Drachenzahn) | |
2009年 | ドミニオン (Dominion) | ー | 魔法のラビリンス(Das magische Labyrinth) |
2008年 | ケルト (Keltis) | ー | 誰だったでしょう?(Wer war's?) |
2007年 | ー | やぎのベッポ(Beppo der Bock) |
|
2006年 | ー | ||
2005年 | ー | 小さなオバケ(Das kleine Gespenst) | |
2004年 | ー | ||
2003年 | ー | ねことねずみの大レース(Viva Topo!) | |
2002年 | ー | おしゃれパーティ(Maskenball der Käfer) |
|
2001年 | ー | クロンダイク(Klondike) | |
2000年 | トーレス (Torres) | ー | ー |
1999年 | ティカル (Tikal) | ー | ー |
1998年 | ー | ー | |
1997年 | ー | ー | |
1996年 | エルグランデ (El Grande) | ー | ー |
1995年 | カタンの開拓者たち (Siedler von Catan) | ー | ー |
1994年 | ー | ー | |
1993年 | ー | ー | |
1992年 |
ホーマスツアー (Um Reifenbreite) |
ー | ー |
1991年 | ー | ー | |
1990年 | 貴族のつとめ (Adel verpflichtet) | ー | ー |
1989年 | カフェインターナショナル (Cafe International) |
ー | ー |
1988年 | バルバロッサ (Barbarossa) | ー | ー |
1987年 | アウフアクセ (Auf Achse) | ー | ー |
1986年 | アンダーカバー (Heimlich & Co.) | ー | ー |
1985年 | ー | ー | |
1984年 | ー | ー | |
1983年 | スコットランドヤード (Scotland Yard) | ー | ー |
1982年 | ザーガランド (Sagaland) | ー | ー |
1981年 | フォーカス (Focus) | ー | ー |
1980年 | ラミーキューブ (Rummikub) | ー | ー |
1979年 | ー | ー |